内容説明
失われたものと失われないもの。アメリカ社会における文化の継承性を問う日系2世への聞き書き集。
目次
お寺の話―コロラド日系人の埋もれた歴史に出会う
サンルイスバレーへの道―世界で一番広大で美しい盆地
物語の始まり―待たれていた様に開いた扉
ロイ井上さん―十八歳で当主となった二世
吉田栄一さん家族―排日のカリフォルニアから大望を抱いてやって来た家族
三宅君枝さんと川辺久代さん姉妹―帰米姉妹の葛藤と明暗
三宅密正さん―日本人の心を伝えた教育者
メリー清美さんと西川和作さん―運命は誰が決めるのか?
キャサリーン・和子・芦田さん―今もラハラに暮す唯一の日系人
ラハラの「お寺」―日本人として生きる心の礎〔ほか〕
著者等紹介
加藤晴巳[カトウハルミ]
1947年岡山市生まれ。神奈川県横須賀市で育つ。1989年より米国コロラド州デンバー在住。メトロポリタン州立大学・コロラド大学デンバー校大学院卒業。コミュニケーション専攻。1993年よりYBC山形放送コロラドリポーターとしてコロラド・アメリカの出来事をテレビ・ラジオ・新聞で山形に向けリポートしている
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