内容説明
赤城颪が今日もこの路地を走り抜けていく。弱き身を支え合いつつ生き来たり、金婚の言葉をおもく噛みしむ。随筆集。
目次
路地の足音
息づまる瞬間
老いたるとき
雨の交通安全教室
生き甲斐
ふたたびの春
さあ、二人三脚で出発
神風は吹かなかった―敗戦記念日に思う
私は元気印
沼の水照り
著者等紹介
萩原玲子[ハギワラレイコ]
1930年、東京都に生まれる。都合で群馬県太田市に移る。群馬県立太田高等女学校卒業。結婚の為、大間々町へ。昭和55年「全国結核療養回復者生活記録」最優秀賞。昭和59年「群馬県交通安全作文」最優秀賞。平成6年風人短歌年間賞。平成9年「毎日新聞文園短歌大会」第1席。平成12年随筆集『ロボットの足』群馬県文学賞受賞
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