内容説明
人類最良の知識をもつ科学者が、人類最悪の原子爆弾による災禍をもたらしてしまったのはなぜか?巨大な矛盾を解くための第一歩としての物理学史入門。
目次
原子核物理への道…舞台はヨーロッパ(物質究極粒子の物理;原子核に人の手が)
原子爆弾への道…舞台はアメリカ(原爆開発の波;ビッグプロジェクト・マンハッタン計画 ほか)
Hiroshima・Nagasakiからの道…舞台は地球(冷戦力学の基礎法則と核兵器開発競争;核兵器の進化 ほか)
未来への道…いま・くみとることは?(“広島・長崎”に至る3つのステップ;核兵器の非人道性 ほか)
著者等紹介
斉藤三夫[サイトウミツオ]
1943年新潟県新津町(現在市)に生まれる。1961年新潟工業高校卒業後、日本電気株式会社に4年間勤務。1970年埼玉大学理工学部物理学科卒業。1972年東北大学大学院理学研究科物理学専攻修了。1972年埼玉県立浦和西高校、同伊奈学園総合高校、同上尾沼南高校、同大宮武蔵野高校にて32年間物理を中心に教える。2004年高校教員退職。高校教員の間、埼玉県高校理化研究会、埼玉よせなべ物理サークル、物理教育研究会等で研究発表などをしてきた
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