里山談義

里山談義

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  • サイズ B6判/ページ数 317p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784797435177
  • NDC分類 460.4
  • Cコード C0095

内容説明

「美しい四季ある処に住みながら、その半生を都会で過ごしてしまった」と、退職を機に里山へ移り住んだ一組の夫婦。数多の生き物が息衝く雑木林で、二人は「自然の素晴らしさ」を実感する。若葉色の春山、緑深き夏山、夕焼け色に染まる秋山、白銀の冬山…そして、夜な夜な訪れる愛くるしい訪問者たち…。彼らとの心の交流と、自然が織り成す完璧なまでの生態系を知るうち、人間の生きる道とは何かを悟ってゆく。御伽噺よりもあたたかく、戦争悲話よりも過酷な、大自然の物語。

目次

里山・1 プロローグ(日本の原風景―伊賀の春数多生き物育つ森;生態系ピラミッド―鷹高く飛べば峰々たかが庭石)
里山・2 夜の訪問者(夜の訪問者―仔狸も来てる来てると妻を呼ぶ;自然は無法地帯―狸等も雨ニモマケズ生きている ほか)
里山・3 千客万来(私の宝物―木の葉散る時季にあらぬにコノハ散る;バードテーブル―アャアャと鳴きつ飛び往く初鴉 ほか)
里山・4 エピローグ(マント群落―葛花の薫攫いし風よ止め;雑木林―散策にふと立ち留まる菫色 ほか)

著者等紹介

阿部好男[アベヨシオ]
1937年阿南市富岡に生まれる。田舎暮らし。1941年大阪市生野に移住。長屋暮らし。生野小学校、生野中学校、生野高等学校、和歌山大学経済学部卒業。以後会社員として都会生活。1955年高校時代にボーイスカウト第八回世界ジャンボリー(カナダ)に日本派遣団(十四名)の一員として参加。国際親善に一役を果す。1977年大阪府堺市金岡に移住。マンション暮らし。会社員時代、企画要員としてヒット商品(トイラック・約70万個、ワイヤーラック等)を開発し寄与する。『われらが青春の記録』1979年。日本書道協会『総合書道展』作品集1980年~1989年に参加。1982年日本書道協会「連鎖教室」認可証を取得する。雅号「泉界」と命名される。創刊十五周年記念『河内野俳句歳時記』1982年。国際花と緑の博覧会『記念俳句集』1991年、『21世紀への架け橋』1993年、42年ぶりの第8回世界ジャンボリー『日本派遣団の記録』1997年に参加。1997年名張市つつじが丘に移住。里山生活(晴耕雨読)を始め、現在に至る。1999年「伊賀自然の会」に所属する。自然観察を開始し、ホームページ「里山談義」を開く
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