内容説明
欲情と背徳の妖しい影を曳く不自然な一組、ゆえに、まぬがれ得ない背徳の烙印、不倫、姦通の噂、世の認識―。果たして、ふたりに恋の成就はありえるのか、それとも、恋ゆえに恋に導かれた幻影なのか。「美の世に生まれ、美を追い、美に没す」。おのれの美学を変幻自在、巧妙精緻に追求し、熟年の恋の新境地を拓く野心作。
著者等紹介
真小松克[マサコマツマサル]
1938年8月7日生まれ。京都府出身・埼玉県在住。二五歳より不動産、建設営業に従事。1995年退職、現在に至る
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