内容説明
詩のように書かれた文体だが、読んでいくとストーリー性がある。所々小説のような文体だが、詩のようにも思える。そんな不思議な感覚をおぼえさせる全八話。既存の表現形式にとらわれない独自のスタイルには読み進めるうち、しだいに夢想か幽明の世界の中に溶け込んでいくかのような不可思議な感覚を持っている。それでいてどこか小骨のように引っかかり、胸に残る感じも抱かせる。読み終わったあと思わず再度読み返してその正体を確認したくなる作品。
目次
うにうに
敗者
恋人
War
神様
勇者
モノクロ
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