内容説明
母親の亡くなったその夜に見た夢で、母親が遠からず迎えに来ると信じた十三歳の少女が、その時までの人生の目的を「いかに死に到着するか」と見定め、兄や祖父の死を経て四十年、花や旅、本に癒されながら、亡き人の思い出や日常のことを一人語りのかたちで綴ったエッセイと五七五のつぶやき。
目次
曼珠沙華
此岸
俳句(春;夏;秋;冬)
著者等紹介
伊藤久恵[イトウヒサエ]
1948年大分県生まれ。大分県立三重高校卒業後、大阪で35年間事務員として勤務。その間に結婚
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