内容説明
どっさりの土産を置いてアルツハイマーの母は逝った―。孫たちと純な心を分かち合ったのちに、お迎えの箱舟に乗り移って、見送る孫たちに「ほな！さいなら」と両手を振りながら、笑顔で天の川へ船出していった。実話のなかに見つけた「ポックリ介護のヒント」、をはじめ、笑顔で「ほな！さいなら」と旅立つためのエッセンスを満載。要介護老人をお世話する人、要介護予備軍が、双方にとってよりよい生き方を生きるための新提案。
目次
第１章 泣いて笑って怒って生きて―深層水の汲み上げ
第２章 置き土産の数々
第３章 日本という国に生きて―優しく冷たくされて
第４章 あしたに向かって―老人介護の更なる向上に向けて
第５章 ヨーロッパ散歩―イギリス／スウェーデン／デンマーク／オランダ
第６章 いきいきライフに向けて―悲惨な老後を迎えないために
著者等紹介
鮎川翔［アユカワショウ］
１９３８年和歌山県生まれ。外航船員として３８の国と地域を廻る。物流社会に転じ、事務・現場作業の効率化、社員・女子社員の戦力化及び関係会社従業員の小集団活動事務局担当。また、要介護老人向けの衛生商品の開発・販路開拓責任者として三十数ケ所の老人施設を廻る。退職後は、老人通所施設の経営・運営実務支援、他地域活性化にむけたサミット企画・実行、歴史ミュージカルの企画・サポートを行う。現在は、児童・生徒の総合学習プログラムを普及させるため活動中
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