内容説明
詩とは、精神の暗く痛い場所を暴き、その苦しみを原動力としているもの―。自らを極限にまで追い込み、魂から紡ぎだされた本作は、著者の人生そのものといえる。深く切ない孤独・葛藤・悲しみとともに、生きることに対する厳しいまでもの思いを感じさせる珠玉の詩集。
目次
真夜中の悲しい匂いと琥珀色の眩暈
浸水
凋落
奔走する陰
放物線の彼方に
依存する喘ぎ
捜索
腐乱してゆく眠り
逆行線
熱の死滅と試みる発芽〔ほか〕
著者等紹介
上田美樹[ウエダミキ]
1980年12月16日、北海道生まれ。札幌市在住
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