内容説明
科学技術の進んだ時代に住む現代人が、必ずしも人間としての存在に充足感を得ていないのは、多くの人々の認めるところである。カトリック信仰を背景に持つ著者によって、現代人の直面する自然科学・哲学・人間存在の問題に、生涯を賭けた苦悩と考察が重ねられ、生み落とされた結実が本書である。
目次
哲学とは何か
第1部 哲学・神学編(哲学編(哲学の根本問題とその決定的解決;デカルト以来の二分法と哲学の根本問題 ほか)
神学編(三位一体神とそのみわざ;実在史と対弁証法 ほか))
第2部 精神哲学・自然哲学・社会哲学(精神哲学;自然哲学 ほか)
第3部 神と真理を求めて―信仰に生きる(日々の歩みと人生の観想;信仰の道 ほか)



