内容説明
かわいくけなげでこにくらしい、いつの時代も子どもはいっしょ。物の怪、怨霊も跋扈したあやしの平安時代、いとをかしきをとらえる名手稀代のエッセイスト清少納言が描いた子どもたち。
目次
『枕草子』の子どもたち
王朝夢幻(清少納言影草子;和泉式部・愛の賛歌;帝の女;紅の天人たち)
著者等紹介
長谷川美智子[ハセガワミチコ]
昭和20年生まれ。中学生まで鹿児島市で育つ。浦和第一女子高校、東京教育大学(現筑波大学)文学部卒業。昭和52年毎日児童小説入選「さらば太陽の都」。昭和56年毎日児童小説入選「早春の巣立ち」。平成2年、3年文芸春秋ベストエッセイ入選「母の手まり」「御先祖様からのボーナスが」。平成4年愛のサン・ジョルディ賞、短編の部入選「明日があるなら」。平成元年第二〇回埼玉文芸賞準賞受賞「エトランゼ」。平成7年第二六回埼玉文芸賞受賞「見沼の波留」。平成12年第二回健友館文学賞受賞「野菊の如く」。平成13年第十五回新風舎出版賞フィクション部門優秀賞受賞「新釈枕草子」(改題「小説清少納言千年の恋文」新風舎・刊)
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