内容説明
この遙か昔日の記録をたどる旅は表紙のない一冊の古文書から始まった。偶然みつけた鎖国期の水戸藩領内で記された漂流記。大海原を彷徨ったあげく、辿り着いたベトナムで姫宮丸の乗組員たちを待ち受けていた運命とは?第17回新風舎出版賞ノンフィクション部門優秀賞作品。
目次
序章 鎖国と漂流
第1章 姫宮丸の漂流と安南国漂着(『安南国漂流物語』の概要;漂流の背景 ほか)
第2章 漂流民の帰国とその後(漂流民の帰国受け入れ;帰郷後の漂流民 ほか)
第3章 漂流物語の流布とその歴史的な意義(漂流物語は誰によって書かれたか;漂流物語はどのように流布したか ほか)
終章 漂流物語の運命
著者等紹介
石島久男[イシジマヒサオ]
昭和30年12月25日、茨城県水戸市木葉下町に生まれる。千葉商科大学商経学部経済学科卒業。法政大学通信教育部文学部史学科卒業。現在、茨城県立太田第二高等学校教諭
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