内容説明
マルコ8~10章に四重記事構造がある。あまりに大きな構造であるため、これまで誰の目にも映らなかった。その第一系列記事が原福音書記事である。並びに、サンドイッチ構造論等の、第一系列記事を他部と結びつける論理も示す。「構造論」という斬新な方法論により、全ての福音書の元になった原福音書の存在が、マルコから二千年ぶりに突き止められた。
目次
第1章 マルコ福音書の四重記事構造(四重記事構造はどこにあるか;「死・復活予告」要素 ほか)
第2章 マルコ福音書「小黙示録」の四元文分離(小黙示録の難解さ;小黙示録の解明作業はどのようにおこなわれたか ほか)
第3章 ルカ福音書のイエス処刑日はニサンの16日(イエス処刑日は三様である;過越の日と子羊屠り日 ほか)
第4章 ヨハネ福音書古層と使徒言行録古層の連続(連続はルカと言行録だけではない;両古層連続の論理的根拠 ほか)
第5章 使徒言行録の三重記事構造(使徒言行録2~5、10章の三重記事構造の発見;三種資料の性格 ほか)
著者等紹介
石川弘之[イシカワヒロユキ]
1943年東京都生まれ。自営業。アマチュア福音書研究家。1972年(29歳)、衆議院議員選挙に立候補の経験あり
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