内容説明
キリスト教の外典とされるグノーシス文書を用いての新たなイエス像の再構築、イエスがこれまで社会に与えてきた影響の冷徹な分析、それはまさにアメリカを代表するニュース雑誌の威信を保つ内容と言えるであろう。
目次
ナザレのイエス―『タイム』米国版一九九九年十二月六日号(レイノルズ・プライス)
イエスの二〇〇〇年―『ニューズウイーク』米国版一九九九年三月二十九日号(ケネス・ウッドワード)
著者等紹介
プレイス,レイノルズ[プレイス,レイノルズ]
アメリカのベストセラー作家。ダラムのデューク大学を経て、1958年にオックスフォード大学を卒業。英語教師をする傍ら、創作活動に着手、Rosacoke Mustianの恋愛小説『長く幸せな生活』(1962)、『寛容な人』(1966)、『愛と労働』(1968)、『地表』(1975)、『光源』(1981)、『Kate Vaiden』(1986)―プレイスが癌から奇跡的に生還し、その後の対麻痺という後遺症と闘いながら書いた秀作―、『天使の舌』(1990)等、多くの小説を手がけている。聖書のギリシア語原文を翻訳し、『三福音書』を書いたのは、1996年のことであった。その作品は、独創的な聖書の読みと歴史的証拠に基づいたもので、新しいイエス像を提供するものとして、高い評価を受けている
ウッドワード,ケネス[ウッドワード,ケネス]
『ニューズウイーク』の名物記者。1957年にノートルダム大学を卒業し、ミシガン大学法学校を経て、アイオワ大学大学院で文学の修士号を取得した。1964年、『ニューズウイーク』の宗教欄担当記者となり、長年記者として活躍する中、その記事や批評の質の高さから、多くの賞を受賞。四十以上の大学で講義を担当し、マイアミの聖トマス大学とマサチューセッツの聖クロス大学から名誉博士号を受けている。三世代家族の研究をした『祖父母・孫』(1981)や、ABCやBBCでドキュメンタリー番組として組まれ、七ヶ国語にも翻訳された『列聖の方法』(1990)の著者としても有名
西川晃充[ニシカワアキミツ]
1963年兵庫県生まれ。同志社大学卒。西南学院大学神学専攻科修了。同志社大学大学院神学研究科修士課程修了。新潟大学大学院現代社会文化研究科博士課程単位取得。現在、日本基督教団牧師
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