内容説明
「仁」か「狂」か―天保年間、知行合一を実践し、窮民救済のため立ち上がった陽明学者大塩平八郎。その人物像や蜂起に至る心的過程を克明にたどり、精神医学的考察を試みる問題作。
目次
大塩平八郎の乱(与力大塩平八郎;蜂起への道;考察)
浅野刃傷事件―刃傷の原因と遺言をめぐって(浅野刃傷の原因;遺言をめぐって)
芥川龍之介―小説『影』の一考察
坂本龍馬暗殺事件考―通説を探る(事件当日の有様;事件記録の検討;実行者および黒幕の考察)
著者等紹介
大原和雄[オオハラカズオ]
1928年大阪に生れる。昭和27年旧制徳島医科大学卒。医学博士。日本内科学会認定医。精神保健指定医。大阪大学医学部精神神経科、米国ロックランド州病院、大阪逓信病院勤務等を経て心療内科開業。大阪精神神経科診療所医会会長、日本精神神経科診療所医会理事を歴任
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