加々美高浩が全力で教える「手」の描き方―圧倒的に心を揺さぶる作画流儀

加々美 高浩【著】

ＳＢクリエイティブ（2019/11発売）

• サイズ B5判／ページ数 144p／高さ 26cm
• 商品コード 9784797399851
• NDC分類 778.77
• Cコード C0055

出版社内容情報

【トップアニメーターが明かす 基本から演出までのすべて。】

手の作画に定評のあるアニメーター・加々美高浩が、
どのように考え、どのように描いているか、
基本もこだわりもしっかりとまとめて明かします。

●手を描くために知っておきたいことが盛りだくさん

・どんな手も描きこなすための３つのアタリ
「図形アタリ」「シルエットアタリ」「ブロックアタリ」

・描き分けや描き込みのコツがつかめる
「男女」「年齢」「指」「シワ」「感情」「絵柄」

・手の魅力を引き上げる演出技法
伝えたいことを伝えるための表現の技術を教えます。

・いろいろなポーズを描くための知識
シチュエーションや動きにあわせた手ポーズの実例を多数紹介。

●二大ダウンロード特典
・ラフから影付けまで！ 「作画まるごと解説動画」
30分オーバーの解説付き作画動画がいつでも見れます。

・加々美高浩の手を作画資料に！ 「手のポーズ写真素材集」
加々美高浩ディレクションによる加々美高浩の手の写真素材です。

内容説明

トップアニメーターが明かす、基本から演出までのすべて。どんな手も３つのアタリで描きこなす！描き分けや表現のコツがつかめる！

目次

１　基本の描き方（手の基本；手を描いてみよう；甲の骨と筋　ほか）
２　演出の技術（演出をつける；自然な手の表現；力を入れたときの表現　ほか）
３　実例ポーズ集（基本のポーズ；何気ない仕草；手を絡める　ほか）
巻末特典

著者等紹介

加々美高浩［カガミタカヒロ］
超絶技巧派アニメーター。特に手の作画に定評があり、キャラクターデザインや総作画監督を務める（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[だいだい（橙）]

人物画自体もうまくはないのだけど、手の描き方で悩んでいたので買ってみた。知っているようで意識していないことを説明してもらい、よかった。自分の手を毎日見てるし動かしてるのに、いざそれを描くとなると、ぜんぜん違う作業なんだよね。反省＆勉強。

2025/05/18

[まる]

ずーっと手しか出ない本ですが、飽きない。 画力…!

2021/08/15

[い]

150頁オールカラーでイラストが掲載されているが、タイトル通り「手の描き方」しか出てこない。最初は軽い気持ちで興味を持ったが、本書では喜怒哀楽の感情を持つ多種多様な手が描かれていて、手だけで性別とか年齢、表現が描き分けられる技術に感動した。緊張感やリラックス、力を入れる場面や指の曲がり方、本当に手だけで印象を変えることができるのだとしみじみ。

2022/03/24

[サトゥルヌスを喰らう吾輩]

手の演出を得意とするアニメーターさんの手の本とのこと。たしかに見て描いていて楽しい、なんというか表情のある手多し。「不良に絡まれるシーンでよく見かけるナイフを投げるポーズ」「ジブリ作品の女の子によく見る顔を覆うポーズ」「魔法詠唱や印を結ぶようなポーズ」などなどアニメーターさんらしいシチュエーション想定が面白かったです。あと初心者にはNG例があるのがありがたかったです。練習がんばろ。

2022/09/30

[paumi]

ゲーム会社のCG監修に自分の絵を見てもらったとき、手指の描き方が不自然だとそこが悪目立ちするので改善するようにとアドバイスされたので読んだ。でも読んだだけでは足りない。これは模写が必要だな。スケッチブックでも買ってスキマ時間に本書の中の手を模写してみようと思う。

2020/06/13