出版社内容情報
東アジア史における疑問や謎を豊富な
ビジュアル素材を使って解説する
北朝鮮の核問題、日本と韓国の領土問題、中国の海洋進出拡大…。東アジア地域には、いくつもの未解決問題が横たわっている。これらは、一見複雑そうに見えるが、実は、構造自体はそれほどむずかしくない。古代から現代に至るまでの、中国、朝鮮半島、日本の「歴史」がわかれば、問題の本質は途端にクリアになるのだ。歴史(縦軸)と地理(横軸)を学びながら、現在の東アジア情勢がバッチリわかる、画期的な図解解説本。
◆本書の内容◆
◎第1章:中華秩序と東アジアの歴史
○人類はどうやって東アジアにたどり着いたのか
○なぜ中国に東アジアで最初の王朝が生まれたのか
○漢はなぜ東アジアの盟主になることができたのか
◎第2章:列強の進出と戦争の時代
○アヘン戦争は東アジアに何をもたらしたか
○日本はなぜいち早く近代国家へと脱皮できたのか
○明治新政府はなぜ朝鮮に開国をせまったのか
◎第3章:冷戦に翻弄された戦後東アジア史
○戦後、東アジアはどのように冷戦構造に組み込まれたのか
○第二次国共内戦は米ソの代理戦争だった?
○なぜ、朝鮮半島が?熱戦?の舞台になったのか
◎第4章:地政学(領土問題)から読み解く現在の東アジア
○[竹島と「東海」]なぜ、韓国では反日政策が続くのか
○[半島統一問題]北朝鮮はなぜ身勝手な外交を続けられるのか
○[尖閣諸島問題]中国の太平洋進出を妨げる日本列島
かみゆ歴史編集部[カミユレキシヘンシュウブ]
編集
三城 俊一[ミキ シュンイチ]
著・文・その他
内容説明
「東アジア」では、黄河の中流域に文明が誕生して以来、さまざまな民族が覇権を争い、数多の国々が興亡を繰り返してきた。その有史から現代に至るまでの長大な営みを、中国、日本、朝鮮半島の3者を「メイン・プレイヤー」に据え、それぞれの視点から読み解く歴史ガイド。現在、日本が周辺諸国との間で抱えている深刻な問題は、いつ、どのようにして生まれ、なぜ、外交問題にまで発展したのか―。感情論や先入観を排除し、冷静な視点から歴史を学ぶことで、ニュースの「ウラ側」が見えてくる。
目次
第1章 中華秩序と東アジアの歴史 有史~18世紀(人類はいつどのようにして東アジアに到達したのか;東アジアの文明のルーツは黄河文明だけではない ほか)
第2章 列強の進出と戦争の時代 1800~1945年(中華と西洋の価値観が激突したアヘン戦争;なぜ、日本はいちはやく近代国家に脱皮できたのか ほか)
第3章 冷戦に翻弄された戦後東アジア 1945~1990年(日本はなぜ朝鮮半島のように分断国家になることを免れたのか;朝鮮戦争の惨禍が東アジアにもたらしたものとは ほか)
第4章 領土問題や国際紛争に見る東アジアの現在 1990年~現在(日韓は歴史・領土問題でなぜ歩み寄れないのか;北朝鮮が核を放棄しない理由と「瀬戸際外交」の行く先とは ほか)
著者等紹介
三城俊一[ミキシュンイチ]
文筆家。1988年、奈良県生まれ。2012年、東京大学経済学部卒業。学習塾での講師業の傍ら、歴史系書籍の執筆や教材の製作を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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