出版社内容情報
イレイナが綴る別れの物語、第5弾
内容説明
あるところに一人の魔女がいました。名前はイレイナ。幼少の頃に読んだ「ある本」の影響で、長い旅を続けています。今回出会うのは、大きな鳥籠に住まう魔女、冷酷な王女と大怪盗、星屑の髪の少女と夜闇の髪の少女、「風車の都」の王女と女騎士、「信仰の都」から旅立った姉妹、未来を見通す謎の預言者、そして、敬愛する師匠と因縁浅からぬ黒髪の少女たち。新たな邂逅もあれば、懐かしい面々との再会も…。飽きもせずに、奇妙な事件に首を突っ込んで、厄介な人々との出会いと別れを楽しんでいるようです。「私も大好きですよ。―皆さんのこと」イレイナが綴る不思議な旅日記、まだまだ先は続きます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オセロ
36
イレイナさん旅人辞めるらしいですよ。そんなくだらない嘘をつくのは誰か。そう、私です。 ということで今巻のイレイナさんは文通の国で伝書鳩のお世話係になったり王女プルネシアを狙う大怪盗アヤメの問題を解決したり。そして前巻登場したあの姉妹が登場したかと思いきや、師匠達の代から続く問題にイレイナとサヤが巻き込まれたり。サラっと重要なことが明かされましたが、個人的に一番印象に残っているのは未来が視える少女の話。2024/01/05
まるぼろ
28
灰の魔女イレイナの旅の物語第五弾。前巻にて旅を始めたアムネシアとアヴィリアのお話やアニメでも語られた二人の…もありと、前巻よりも楽しげで明るくなれるお話揃いな巻でした。特にアムネシアは前巻で辛い思いをしているだけに今巻で姉妹で楽しげに旅をしている様子が見られてとても良かったです。「二人の師匠」「二人の弟子」は文字で読んでもやはり面白いですね…w それにあの親にしてあの娘ありと言った所もイレイナが察しつつも…な所もその上でのセレナ先生との会話も、とても優しさに満ちていたと思いました。次巻もまた楽しみです。2021/01/27
ソラ
18
イレイナさん優しいし可愛い。 あとがきにもあるように普段よりも明るめな話多い。2018/10/20
なつきネコ
13
ユリップルの増えていくな。なんか、百合姫とコラボしても可笑しくないほど。サヤさんの妹も血の繋がっているのが納得した。最初の姫様もそうだし、世間知らずで冷たい姫様は萌える。しかし、幸せのユリの造花を売り歩くイレイナの根性と意地汚さは将来、会社でも企業しそうだと思ってしまった。なんだが、詐欺で立件される気もするが。アムネシア、アヴィリアも幸せに旅を続けて良かった。相変わらずのようだし。今回良かったのは、とある少女の未来語りかな。暗い話に見えて救いある優しい話でした。けっこう分かりやすいけど。2018/03/29
ささきち
12
4巻は1~3巻から変わったよなと思っていたが5巻を読むにこういう構成で今後も続きそうだね個人的にはこちらの方が好きなので嬉しい。今回のテーマは百合ですか?って感じで百合属性が毎回出てきやがる!いいぞもっとやれ!w城下町ではもっと深い話があるのかと思っていたが親も子もなんだかな~な関係が色々と問題があったが娘の家出を許したってのが国王ではなく父親だったということですわ。フランは知っていたがシーラも母親の弟子だったのね、フランはイレイナをシーラはサラやサラの妹を弟子にしていたりと世界は恐ろしく狭いっすな~。 2020/12/06