出版社内容情報
「死」こそ、人生で最高の先生です。
「えっ!? 死なんて避けたいし、全然いいものじゃない」
「死ぬなんて怖い」
「死ぬことを考えると、気分が暗くなる」
…そんな言葉を多くの方がおっしゃいます。
しかし、やはり、人は死を意識すると、考え方や行動が美しく変わるのです。
それは、身内や親友が亡くなる時も、自分自身が死を迎える時も同じです。
少し例を出しましょう。
人は死を意識すると…
・生きる上で、最も大事なことが見えてくる(本当に大事なことしかする時間がとれなくなるから)
・人に優しくなれる(みんなを愛し、みんなから愛されて、死を迎えたいから)
・死を冷静に受け止めることができる(死から逆算して人生を送ることができるから)
・過去の反省ができる(これまでを振り返るため)
「死」はとても大事なことを、私たちに教えてくれるのです。
そのきっかけを与えるのが、本書の役割。
実際に、膨大な数の死にゆく人たちを見届けた著者が、
エピソードを通じて、優しく説いていきます。
さらに、死を意識せずとも、普段から簡単に
美しく生きる心構えが身に着く簡単なレッスンも紹介しています。
著者の鈴木秀子氏は、日本のみならず世界中から講演のオファーが絶えない、
世界中で愛されるカトリックのシスター。
そんな鈴木氏が受ける相談の多くが「死について」だそう。
実際に、世界中の病院をめぐり、東日本大震災の被災地巡りを頻繁に行っています。
予定している構成は、次の通りです。
●「死」は人を優しくする
●「死」で「周囲への感謝」が芽生える
●「死」は最良の決断を教えてくれる
●「死」への意識で、失敗もトラウマも、すべて意味があったことに気付く
●「死」が「たった1ミリのプラス思考」を生み出す
●「死」は「ありのままで生きる」に導いてくれる
●「死」が執着を払い、聖なるあきらめをもたらす
●「死」が周囲への不平・不満を振り払う
●「死」で人は、美しく老いることができる
内容説明
二度と会えないと思うだけで、すべてが愛おしくなる。世界中の死にゆく人たちからの相談が絶えないシスターがエピソードを通して優しく説く。
目次
第1章 「死」が“ありのままに生きる”に導いてくれる(「死」が、今の当たり前の生活のありがたさに気づかせてくれる;「死」が執着を振り払い、“聖なるあきらめ”をもたらす ほか)
第2章 「死」は人を優しくする(「死」で、嫌いな人も受け入れられるようになる;「死」で人は、攻撃しなくなる ほか)
第3章 「死」が困難を乗り越えさせる(「死」が“たった1ミリのプラス思考”を生み出す;「死」で誰もが、ポジティブになれる ほか)
第4章 「死」は人を成熟させる(「死」で、本当に必要なものが見つかる;「死」は最良の決断を教えてくれる ほか)
感想・レビュー
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わんつーろっく
くにひろ