出版社内容情報
2016年末、スマップ解散!
その原因と経緯、芸能界の構造を追う。
はじめに
第1章 SMAPはなぜ解散したのか
1 解散の経緯
2 マスコミ報道からSMAP解散を考える
3 ジャニーズ事務所はなぜSMAPを解散させたのか
第2章 芸能界の"掟"とは
1 日本の芸能人が独立できない理由
1)SMAPから考える日本の芸能界の掟とは?
2)能年玲奈で考える芸能人の独立リスク
2 韓国の芸能界はどうなっているのか?
1)東方神起の場合
2)KARAの場合
第3章 SMAPと日本社会
1 SMAPファンはどこにいるのか?
2 日本におけるアイドル文化とは
3 クールジャパンはどこにいく
4 弱体化する日本のマスコミ
5 芸能界を法律から考える(国会議員と公取委インタビュー)
第4章 結論
あとがき
松谷 創一郎[マツタニ ソウイチロウ]
1974年生まれ、広島市出身。商業誌から社会学論文まで幅広く執筆。国内外各種企業のマーケティングリサーチも手がける。得意分野は、カルチャー全般、流行や社会現象分析、社会調査、映画やマンガ、テレビなどコンテンツビジネス業界について。現在、『先読み!夕方ニュース』(NHKラジオ第1)にレギュラー出演中。著書に『ギャルと不思議ちゃん論:女の子たちの三十年戦争』、共著に『どこか〈問題化〉される若者たち』、『文化社会学の視座:のめりこむメディア文化とそこにある日常の文化』など。社会情報学修士。
内容説明
SMAPは解散する必要があったのか?「公開処刑」と呼ばれたSMAPの“謝罪会見”。テレビやスポーツ新聞などのマスコミは、これを批判することなく報道した。その背後には芸能界との強い癒着体質があり、ジャニーズ事務所は、旧い「義理と人情」の世界を生きている。国会議員も注視するように、これはグローバル化を目指す文化産業では、致命傷にもなりかねないリスクとなる。メンバーは今後どこに向かうのか。彼らのこれまでとこれから、そして日本のメディア、芸能界の構造を考える。
目次
第1章 SMAPとはどんなグループだったのか(突然始まった解散報道;ジャニーズの落ちこぼれ ほか)
第2章 マスコミは解散をどう報道したのか(『週刊文春』が開けた“パンドラの箱”;“義理と人情”による「家業」 ほか)
第3章 日本・アメリカ・韓国における芸能界の“掟”(古き悪しき“義理と人情”が跋扈する芸能界;独禁法に抵触する可能性がある“共演NG” ほか)
第4章 SMAP解散で日本はどこへ向かうか(マスメディアがかけられた“忖度の魔術”;マスコミの「忖度」と「保身」 ほか)
著者等紹介
松谷創一郎[マツタニソウイチロウ]
1974年生まれ、広島市出身。商業誌から社会学論文まで幅広く執筆。国内外各種企業のマーケティングリサーチも手がける。得意分野は、カルチャー全般、流行や社会現象分析、社会調査、映画やマンガ、テレビなどコンテンツビジネス業界。社会情報学修士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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