SB新書<br> 発達障害の子どもたち、「みんなと同じ」にならなくていい。

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SB新書
発達障害の子どもたち、「みんなと同じ」にならなくていい。

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  • サイズ 新書判/ページ数 157p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784797389753
  • NDC分類 378
  • Cコード C0237

出版社内容情報

発達に課題のある8000人の子が通う人気教室発達に課題のある子ども8000人以上が通う、超人気教室の教え

発達に凹凸のある子の伸ばし方、
障害のない社会のつくり方

発達に課題のある子どもたち8000人が通い、さらには待機児童が何千人もいるという人気の教室「LITALICOジュニア」。著者は「教室に来る子はみな独創的で、将来の可能性を感じさせる子たち」と語る。本書では、発達に凹凸のある子の伸ばし方、また、多様な人が活躍できる「障害のない社会」のつくり方までを提唱していく。
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僕は、発達に課題のあるお子さんたちの保護者の方々とお話しする機会が頻繁にあります。そこでよく耳にするのは、
「普通の子どもになってほしい」
「みんなと同じになってほしい」
「どうかうちの子を、ほかの子たちと同じにしてください」と、直接お願いされたこともあります。

でも、発達障害に限らず、子どもたちはみんな違っています。
伸びていく方向も伸びていくペースも、本来みんなバラバラです。
違っているのに、頑張って同じにしようとしても当然うまくはいきません。
大切なことは違いを理解すること。そして、その違いをその子らしい生き方へとつなげていくことなのです――。


●1章 発達障害(ADHD)の僕だから、社長になれた
・僕自身、幼稚園で掃除用具入れに閉じ込められる子だった
・「協調性がない」と言われ続けてきた僕
・起業家には、ADHD(注意欠陥多動性障害)傾向が多い
……etc.

●2章 個性豊かなちょっと変わった子どもたち
・特性のある子どもは、こうすればもっと輝ける!
・ケーススタディ

●3章 自分の居場所を見つけた障害のある大人たち
・就労支援とは、「個性」と「経済活動」のマッチングである

●4章 人は違う、それでいい、そこから始まる
・多様な教育のラインナップを作っていきたい
・発達障害が「困りごと」なのは集団指導しづらいから
・僕は「教育」から変えたい
・政府の教育再生実行会議のメンバーに
・8000人のエビデンスから提案、「学びのカルテ」(個別指導計画)が実現
・「就学前検診」の義務化で早期発見
・「障害者」の特性が、「障害」と認識されない社会をつくる



長谷川 敦弥[ハセガワ アツミ]
1985年岐阜県多治見市笠原町に生まれる。名古屋大学理学部在学中に休学し、東京のITベンチャーで3年間にわたって営業職や新規事業開発に従事する。2008年5月、障害者の就労支援事業を行う株式会社LITALICOに新卒として入社。翌2009年8月に24歳で代表取締役社長に就任。同社の代表として、「障害のない社会をつくる」というビジョンを掲げ、福祉、教育分野に変革を起こしている。

野口 晃菜[ノグチ アキナ]
LITALICOジュニア事業部 副本部長、LITALICO研究所 研究員。小学校講師を経て、2012年12月に株式会社LITALICO入社。LITALICOジュニア中目黒校にて指導員、研修センターにてスーパーバイザーとして研修制度の構築に関わり、2014年4月に執行役員、LITALICOジュニア事業部副部長に就任。現在、筑波大学大学院博士課程に在籍し、インクルーシブ教育の研究を進めている。

内容説明

発達障害のポジティブなとらえ方、障害のない社会のつくり方―発達に課題のある子どもたち8000人が通い、さらには待機児童が何千人もいるという人気の教室「LITALICOジュニア」。著者は「教室に来る子はみな独創的で、将来の可能性を感じさせる子たち」と語る。本書では、発達障害という「個性」を伸ばすためのヒントから、多様な人が活躍できる「障害のない社会」のつくり方までを提唱していく。

目次

第1章 ADHDは僕の強み(僕はADHDなんだ!;ADHDの定義はネガティブすぎる ほか)
第2章 子どもが一番の先生だ!(周囲から見る「困った子」は、実は「困っている子」;お子さんの特性を深く「知る」ことが第一歩 ほか)
第3章 子どもの心に火をつける(子どもたちの創造性を育む教室;答えは自分で創造する ほか)
第4章 「多様性」を力に変えていく働き方(未来には、僕らが想像もできない働き方が待っている;多様な個性を活かした働き方をしている先輩たち ほか)
第5章 障害のない社会をつくる(社会を変えていく3つの力;世の中にないものをつくる「ビジネスの力」 ほか)

著者等紹介

長谷川敦弥[ハセガワアツミ]
1985年生まれ。2008年名古屋大学理学部数理学科卒業。2009年8月に株式会社LITALICO代表取締役社長に就任。「障害のない社会をつくる」というビジョンを掲げ、障害のある方に向けた就労支援サービスを全国58カ所、発達障害のある子どもを中心とした教育サービスを全国70教室、小中学生にプログラミングを教える「IT×ものづくり」教室や、子育て中の親に向けたインターネット・メディアも展開

野口晃菜[ノグチアキナ]
インクルーシブ教育研究者。小学校講師・杉並区教育ビジョン策定委員などを経て、筑波大学大学院博士課程において、アメリカのインクルーシブ教育の研究に取り組むとともに、学校などの教育現場で教員・指導員向け研修や育成に携わる。LITALICO研究所副所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

でんか

26
一般書。LITALICOという働くことが難しいかた向けの支援事業を興された長谷川さんがかかれた発達障害を持つひととその家族のほん。ご本人がADHDの傾向があるそうなのだが、周囲の対応で「そう」であることをポジティブに捉えたらいいのだという考えに至る。性格は変えられないけれど環境/周囲は変えられる、説得力を持って読ませていただきました。2020/01/02

ヒラP@ehon.gohon

16
自ら発達障害であるという著者の、自己肯定のエールは響きました。 ただ、その他の事例説明、障害についての解説は物足りなさを感じました。2018/08/30

こばやしこばやし

11
長谷川敦弥と言う社長の本。本書によるとLITALICOという会社は、発達障害のある方への学習・就労支援を通して社会を変えて行くことを目標にしている。色んな学習塾がある中で、発達障害のある方への塾というのは目の付け所が良いなあと思った。日本の学校教育では、どうしても公平さにばかり重点が置かれてしまう。その点LITALICOは課題解決に向けて、「アセスメント(情報収集+分析)」を徹底したり、生徒が通う学校と連携したりと、優先順位が生徒に置かれていて効果的だと思った。しかし、コスト大きいだろうなあとも感じた。2022/10/09

epitaph3

9
タイトル通り。発達障害だろうとなんだろうと、僕ら同じ人間だけど、同じことができなくてもいいんです。まわりができてもできない。逆にまわりができないのにできる。あとは、まわりの大人と本人がどう動くかになってくるのだけど…LITALICOのような企業と僕のような公教育の場にいる人。LITALICOを見ていると学校の切なさが現れてくる。でもね、とことん子どもを信じ向き合うことは同じ。向き合うところまでは一人でできても、様々な人と手をつないで、子どもたちが生きていくことを見守りたい。読みやすく広がって欲しい本です。2016/12/21

べべっち

8
地方にも色んな選択肢が欲しいなー2018/09/26

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