SB新書<br> 日本人の9割が知らない遺伝の真実

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日本人の9割が知らない遺伝の真実

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  • サイズ 新書判/ページ数 223p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784797389746
  • NDC分類 467
  • Cコード C0245

出版社内容情報

遺伝ほど俗説で誤解されているものはない!◆ゲノム編集、クローン技術、iPS細胞……、21世紀は遺伝子の世紀だともいえそうだ。
いま注目の「行動遺伝学」からわかってきた、遺伝と環境、才能と努力、本当の関係!
ベストセラー 『言ってはいけない 残酷すぎる真実』(橘玲)を読んで面白いと思った人はさらに面白がれる!

◆行動遺伝学の第一人者が明らかにする!
教育学では、遺伝と学力の関係を無視してきたが、 「知能指数は80%遺伝」という衝撃をどう捉えればいいか?
身長や体重など身体的な特徴だけではなく、IQや性格への遺伝的影響も大きいことがわかってきた。ならば、勉強することには意味がないのか?
しかし、遺伝的なものが自発的に発現するとは限らず、教育環境も重要である。

◆「ヒトは生まれてから成人に向かうにつれて、さまざまな環境にさらされて、さまざまな経験を積むなかで、
だんだんと遺伝的な自分自身になろうとしている」、すなわち
「年をとるほど遺伝の影響は大きくなる」という現象なども見いだせる。


■第1章:不条理な世界
●「かけっこ王国」の物語
●生まれつきの才能で決まる不条理
●悪名高い優生学
●遺伝の影響を実証的に調べる行動遺伝学

■第2章:知能や性格とは何か?
●知能を計測する知能検査
●「一般知能」という概念
●知能検査で測れる能力が知能
●産業革命以降、社会のあらゆる分野で抽象的思考が求められるようになった
●脳科学が示唆する知能の正体
●人間の性格を表す3要素
●性格は一次元の値で表せる?

■第3章:心の遺伝を調べる

■第4章:遺伝の影響をどう考えるか

■第5章:あるべき教育の形

■第6章:遺伝を受け入れた社会


安藤 寿康[アンドウ ジュコウ]
慶応義塾大学教授。1958年東京都生まれ。慶応義塾大学大学院社会学研究科博士課程修了。行動遺伝学や教育心理学を専門とし、主に双生児法による研究により、遺伝と環境が認知能力やパーソナリティに及ぼす研究を行っている。著書に『遺伝子の不都合な真実』(ちくま新書)、『遺伝マインド』(共著、有斐閣)、『心はどのように遺伝するか』(講談社ブルーバックス)など。

内容説明

現代社会の格差や不平等の根幹には、知能をはじめとした「才能」が遺伝の影響を受けていることが挙げられる。これはショッキングな事実ではあるが、だとしたら「才能は遺伝がすべて」「勉強してもムダ」「遺伝の影響は一生変わらない」などと思われがちだ。しかし、それは誤解。俗説を解きほぐしながら、個人の「生存戦略」としても遺伝を真に役立てる方法を提起する!

目次

第1章 不条理な世界
第2章 知能や性格とは何か?
第3章 心の遺伝を調べる
第4章 遺伝の影響をどう考えるか
第5章 あるべき教育の形
第6章 遺伝を受け入れた社会

著者等紹介

安藤寿康[アンドウジュコウ]
1958年東京都生まれ。慶應義塾大学文学部卒業後、同大学大学院社会学研究科博士課程修了。現在、慶應義塾大学文学部教授。教育学博士。専門は行動遺伝学、教育心理学。主に双生児法による研究により、遺伝と環境が認知能力やパーソナリティに及ぼす研究を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きみたけ

104
著者は、慶応義塾大学教授で行動遺伝学や教育心理学が専門の安藤寿康先生。遺伝に関する俗説を解きつつ、個人の「生存戦略」として遺伝を役立てる方法を提起した一冊。「才能は遺伝がすべて」「勉強してもムダ」「遺伝の影響は一生変わらない」といった誤解を解きながら、現代社会の格差や不平等の根幹に鋭く切り込みます。最近の遺伝子検査では、自分のすべての遺伝子を読み解く費用が20万円以下ででき、知能や形質・ADHDなどの遺伝率が算出できるとのこと。あるべき教育の形や遺伝を受け入れた社会(キッザニア化)について触れています。2022/03/31

なかしー

92
橘玲氏の「言ってはいけない」で使用された参考文献の一冊。 いかにも研究者っぽい文章の書き方。 語弊や誤解が無い様に何重にも予防線を張る文章は人によって周りくどさを感じるかも知れない。 橘玲氏の本から読んだので尚更強く感じた。 結論:学力や知能は遺伝に大きく影響する。もしそれが低くても他に適性がある可能性があるのでそれを探す事が重要。どうやって?様々な適性診断から自分が他の人より秀でた才能を探す。キッザニアのような職業体験出来る所で数多くの職業を経験して自分の適性を見出す。2020/03/11

ばたやん@かみがた

89
これまで安藤先生の著書(『心はどのように遺伝するか』『遺伝子の不都合な真実』等)に親しんで来られた読者に取って見れば、特に新しい知見は少ないでしょう。双生児法等の研究からは、一般知能や学業成績の遺伝の影響が5割から7割近くを占め環境のそれよりも優位に立つこと、育児や学校での教え方が学業成績に与える影響は恐ろしく小さいこと…。著書は橘玲氏の『言ってはいけない』のヒットに触発されてこれを機会に行動遺伝学とその成果を改めてアピールするべく筆を取られた由ですが、その狙い通り行ったかどうか。(1/4)2020/04/30

チャーリブ

64
後書きにあるように、本書は橘玲氏のベストセラー『言ってはいけない 残酷すぎる真実』の「便乗本」である。といっても、むしろ「後から書かれた種本」というべき本。橘氏の言う「残酷すぎる真実」とは、本書に書かれているように、現在の知識社会は知能の高いものが圧倒的に有利な競争社会であり、その知能は遺伝(IQは70%以上、学力は50〜60%の遺伝率だとか)によってかなり決まっているということ。著者は、その事実を認めた上で、多彩な才能を評価する文化が必要だというが、「好き」も「得意」もない人にどこまで響くのでしょうか。2022/08/26

かるかん

51
根性論がはびこる日本だが、遺伝についてもしっかり目を向ける必要がある。 才能には絶対的な壁があるのにも関わらず、根性が足りないからだと揶揄するのは簡単で、上手くことを運べる人には理解するのは難しい。 とはいえ、大した努力もせずに根性が足りないのを才能のせいにする人が多いのも事実である。 大切なのは他人への一定の理解、自分基準で考えないことだ。2017/02/19

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