ＧＡノベル 魔女の旅々〈２〉

白石 定規【著】

ＳＢクリエイティブ（2016/07発売）

• サイズ B6判／ページ数 320p／高さ 19cm
• 商品コード 9784797388169
• NDC分類 913.6
• Cコード C0093

出版社内容情報

全シナリオ書き下ろし!! 話題作第二弾あるところに魔女がいました。彼女の名はイレイナ。
旅人として、長い長い旅を続けています。
最強の武具を求める村人たち、結婚式から逃げだした王女、奇抜な格好の男、悩める衣装デザイナー、
雪国の可哀想な少女、父親の遺産を探す賭博師、嘘をつけない国の王様、
危険な爆弾を作った技術者、流浪の狩人たち、人間を魅了するネコ神さま……。
様々な国を訪れ、多くの人々との別れを重ねて行きます。そして思わぬ人との再会も。

「……次はどんな国でしょうね」

魔女の旅はまだまだ続きます。新たな別れと出会うために。


第一章 魔法使いのための国
第二章 平和的な武器の使い方
第三章 逃げる王女。追うのは誰か
第四章 目撃情報
第五章 お洒落の先駆者たち
第六章 雪がとけるまでに
第七章 残された遺産
第八章 正直者の国
第九章 とある男と盗賊たちの顛末
第十章 土産話
第十一章 怠け者を狩る者たち
第十二章 蘇る死者の楽園
第十三章 故郷のために
第十四章 古びた国とネコ神さまの再生

白石 定規［シライシ ジョウギ］
本作、GAノベル版『魔女の旅々』で商業作家デビュー。

あずーる［アズール］

内容説明

あるところに魔女がいました。彼女の名はイレイナ。旅人として、長い長い旅を続けています。最強の武具を求める村人たち、結婚式から逃げだした王女、奇抜な格好の男、悩める衣装デザイナー、雪国の可哀想な少女、父親の遺産を探す賭博師、嘘をつけない国の王様、危険な爆弾を作った技術者、流浪の狩人たち、人間を魅了するネコ神さま…。様々な国を訪れ、多くの人々との別れを重ねて行きます。そして思わぬ人との再会も。「…次はどんな国でしょうね」魔女の旅はまだまだ続きます。新たな別れと出会うために。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[まるぼろ]

灰の魔女ことイレイナの旅の先々でのお話第二弾。そんなイレイナの悲喜こもごもなお話ですが、後書きにもあった通りダークめなお話が多かったかなという印象を受けました。今巻で特に印象に残ったお話は、｢お洒落の先駆者たち｣と｢故郷のために｣でした。特に｢故郷のために｣は何とも救いのないお話だったな、と。後は私自身も猫アレルギーなのでネコ神さまのお話はやはり印象に残りました。他にも魔女になったサヤさんとの再開話があったりフラン先生に纏わるお話もあったりとなかなか楽しいお話でもありました。次巻もまた楽しみです。

2021/01/20

[オセロ]

面白かったですが全体的に暗い話が多かったですね。特に獣人の少女の話は。 そんな中でも正直者の国での問題を通じてサヤと再会の約束する話は心温まるものがありましたし、猫至上主義の国ではイレイナさんの意外な一面が見られて面白かったですね。 幕間の短編もジャンルに富んでいて、特にフラン先生が書いた小説を巡る話がお気に入り。　

2023/06/06

[ソラ]

イレイナさんの性格に慣れてくると楽しめる感じ。

2018/10/07

[海亀]

今回も面白おかしかった。[残された遺産］みたいな話は短いながらもクスッとできる感じだから好き。適度に距離を保ち、適度に見守るイレイナ、見ててほんわかする。次巻も買おう

2017/03/21

[なつきネコ@中学入学した化け猫]

相変わらずのイレイナさんは地味に性格悪い。この悪さは癖になりそう。今回は金にも目がくらむ情けない姿もみえたが。たしかにイレイナは可愛いが、一組織を破壊するほど可愛いいのか、やつらはロリコンなのか。しかし、作者はダークサイドに落ちたと言うが たりないな。イレイナは性格悪いが、作者は良い人だな。あとユリとロリコン属性はありそうだけと、社会人になる怠け者は作者の心境風景なんだろうな。好きな話は、雪がとける前に、土産話、猫神様かな。エリーゼの狂う姿と哀れな姿は涙で、彼女に幸せをという気分になります。

2017/10/14