SB新書<br> 日本は本当に戦争する国になるのか?

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SB新書
日本は本当に戦争する国になるのか?

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  • サイズ 新書判/ページ数 206p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784797386486
  • NDC分類 319.8
  • Cコード C0295

出版社内容情報

安保法案のモヤモヤを池上さんが解消!

安保関連法について、「正直よくわからない」「みんなが反対してるから、反対」「賛成なんだけど、理由ははっきり言えない」など、関心はあるけれど曖昧な知識ではっきり主張できずにいる人たちへ向けて。あなたの安保法案にまつわるモヤモヤを池上さんが解説!
安保関連法可決で、これからの日本はどう変わるのか?
自衛隊の活動範囲は、具体的にどう変わるのか?
今後考えられ得る具体的なリスクは? またメリットは?
日本は本当に戦争にかかわるリスクが高まったのか?
池上さんの見方を展開します。池上さんが語る「安保関連法」の書籍は初めて。

はじめに 根拠なく不安がるのではなく、きちんと考える

序章 賛成派と反対派、噛み合わなかった議論

1章「安保法案」は「憲法違反」って、どういうこと?
―憲法解釈について

2章「安保関連法」って、いったいなに?
―10の法律改正と一つの新法について

3章「安保法制」と中国
―中国の脅威にどう対処するか

4章「安保関連法」はアメリカの言いなり?
―国際社会での信頼について

5章 政治運動の新潮流が起きた
―若者による反対運動

6章 戦後の安全保障政策の大転換って、どういうこと?
―これからの自衛隊について

7章「安保関連法」と「安保条約」との関係は?
―安保条約の誕生と変遷について

おわりに 憲法を、民主主義を私たち一人ひとりが考える

【著者紹介】
1950年、長野県松本市生まれ。慶應義塾大学経済学部を卒業後、NHKに記者として入局。さまざまな事件、災害、教育問題、消費者問題などを担当する。科学・文化部記者を経て、NHK報道局記者主幹に。1994年4月から11年間にわたり「週刊こどもニュース」のお父さん役として活躍。わかりやすく丁寧な解説に子どもだけでなく大人まで幅広い人気を得る。2005年3月にNHKを退職したのを機に、フリーランスのジャーナリストとしてテレビ、新聞、雑誌、書籍など幅広いメディアで活動。2012年2月、東京工業大学リベラルアーツセンター教授に就任。おもな著書に『伝える力』シリーズ(PHP新書)、『そうだったのか!現代史』他、「そうだったのか!」シリーズ(集英社)、『知らないと恥をかく世界の大問題』シリーズ(角川SSC新書)、『そうだったのか!池上彰の学べるニュース』シリーズ、『ここがポイント!! 池上彰解説塾』シリーズ(海竜社)、『池上彰教授の東工大講義』シリーズ(文藝春秋)、『池上彰のニュース そうだったのか!! 1』(SBクリエイティブ)など、ベストセラー多数。

内容説明

2015年の夏、国会議事堂前には、大勢の人たちが詰めかけ、安倍政権の手法に抗議しました。しかし、民主主義とは多数決の原理。安倍政権に、多くの国民が信任を与えているからこそ、安保関連法は成立したのです。憲法を、そして民主主義を考える絶好のチャンスを、2015年の夏は私たちに与えてくれました。自由闊達に議論し、議論することが批判されることのない社会。それこそが民主主義社会だと思うのです。

目次

序章 賛成派と反対派、噛み合わなかった議論
1章 「安保法案」は「憲法違反」って、どういうこと?―憲法解釈について
2章 「安保関連法」って、いったいなに?―10の法律改正と一つの新法について
3章 「安保法制」と中国―中国の脅威にどう対処するか
4章 「安保関連法」はアメリカの言いなり?―国際社会での信頼について
5章 政治運動の新潮流が起きた―若者による反対運動
6章 戦後の安全保障政策の大転換って、どういうこと?―これからの自衛隊について
7章 「安保関連法」と「安保条約」との関係は?―安保条約の誕生と変遷について
おわりに―憲法を、民主主義を私たち一人ひとりが考える

著者等紹介

池上彰[イケガミアキラ]
1950年、長野県松本市生まれ。慶應義塾大学経済学部を卒業後、NHKに記者として入局。さまざまな事件、災害、教育問題、消費問題などを担当する。1994年4月から11年間にわたり「週刊こどもニュース」のお父さん役として活躍。2005年3月にNHKを退職したのを機に、フリーランスのジャーナリストとしてテレビ、新聞、雑誌、書籍など幅広いメディアで活動。2012年2月、東京工業大学リベラルアーツセンター教授に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

285
去年話題になった安保法制について誰でも分かりやすく解説されてた1冊。深い知識だなと思うと同時に安倍政権の杜撰さが目立った印象を持った。2016/03/27

みゃーこ

55
安保法成立し、平和維持活動で海外に出て殺したり殺されたりするリスクは確実に高まる。たった一回の選挙で、その後の4年の政策すべてに信任を与えたことになる現在の民主主義。多数決で決まる民主主義。憲法裁判がない日本と言う国。いろいろ民主主義というものを改めて考えさせられた。2016/07/06

かまど

43
『情報を整理してきちんと向き合う』 昨年、国会で可決された安保関連法案。 夏から始まった国会内外での議論を目の当たりにし、世界における日本の集団的自衛権のあり方、また、日本が直面している安全保障上の問題について深く考える機会をもった方も多いのではないでしょうか。 しかしながら、各メディアから主に流れてくる情報は感情にのみ訴えるものが多かったのも事実です。 (つづく)2016/02/01

ちゃこばあ

39
安保法案、憲法改正の問題を混在させて議論している問題点や、沢山の反対デモがあったにも関わらず賛成派の読売・産経・日経新聞社は反対運動を一切記事にしなかったこと、反対派の朝日・毎日・東京新聞もまた賛成意見を載せなかったこと、安保関連法そのもののこと等、とても分かり易く解説されています。今のテレビは安倍政権に半ば取り込まれ、無難な放送ばかりと感じます。問題提起する人はすぐに辞めさせらちゃうし…。池上さんの解説はもちろん、意見も沢山表示されているこの本を是非皆さんに読んで欲しいです。2016/03/04

RED FOX

27
「安保法案は憲法違反ってどういうこと?」、「安保法制成立で戦争のリスクは減ったの?」など池上さんらしい明快な説明。タイトルに対する答えは書いてません、みんな自分達で考えよう、というスタンスが好き。「首相が野次る、前代未聞」「アーミテージ・ナイ報告書の対日要求」など、彼にしては踏み込んだ感をみるにつけ、現代への危機感、焦りを認識しちゃいます。2015/12/16

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