出版社内容情報
不可思議だからこそ、宇宙に惹かれるのだ!!
始まりと終わり、宇宙の解明はどこまで?
宇宙論を専門とし、サイエンスZERO「徹底解説!
“宇宙の果て"に迫る」にも出演した新鋭の著者が、
宇宙の始まりから終わりまでを、ストーリー仕立てでわかりやすく解説。
テレビでは語られなかった宇宙のさまざまな謎や疑問、そのすべての解答がこの本に!!
第1章 宇宙という不可思議な存在
1 神秘的な星空
2 宇宙を見た目どおりに想像すると
3 宇宙の果てに到達したら
4 天上ではなく地上が動いていた
5 人類は月にまで行ってしまった
6 はやぶさブーム
7 星までの距離
8 太陽が直径10cmのソフトボールだったら
9 無数の銀河が宇宙に構造をつくっている
10 宇宙の泡構造
11 超大スケールには目立った構造が見られない
12 観測可能な宇宙を超えた先
13 宇宙の地平線
14 観測できる宇宙の外側とは
15 自分の周りの状況がずっと続いているとはかぎらない
16 宇宙は変化するもの
17 宇宙は膨張している
18 昔の宇宙が小さいとはどういうことか
19 定常宇宙論の抵抗
20 時空間の性質を解き明かす一般相対性理論
21 ブラックホールも一般相対性理論の予言
22 宇宙の運命は宇宙にあるエネルギーで決定される
23 質量エネルギーと原子力発電
24 ダークマターとダークエネルギー
25 宇宙の時系列
第2章 宇宙の始まり
1 宇宙は138億年前に始まった
2 宇宙の外には時間がない
3 量子的な宇宙の始まりとプランク時間
4 不完全な理論でもおおまかな推測はできる
5 量子ゆらぎとして宇宙が生まれる可能性
6 量子トンネル効果で宇宙が生まれる可能性
7 ハートルとホーキングの提案
8 宇宙のインフレーション
9 インフレーションを起こす原因とは
10 スカラー場とインフレーション
11 インフレーションのモデルは数かぎりなく考えられる
12 インフレーションのモデルを選別するには
13 インフレーション理論と宇宙のゆらぎ
14 ビッグバンの父、ルメートルの理論
15 ビッグバン理論の登場
16 ビッグバンで元素ができる
17 ビッグバンの名残り
18 温度ゆらぎを探せ
19 温度ゆらぎのパワースペクトル
20 現在の物理法則がはるか過去の宇宙にも当てはまる
第3章 宇宙の構成
1 宇宙はなにでできているのか
2 私たちがよく知っている物質
3 星は重元素の工場
4 ニュートリノとは
5 未知の物質、ダークマター
6 重力レンズでダークマターを「見る」
7 ダークマターの正体はいまだ不明
8 ダークエネルギーという謎の成分
9 現在の宇宙は加速的に膨張している
10 加速する宇宙の発見
11 ダークエネルギーの正体
第4章 宇宙の進化
1 宇宙の確実な歴史
2 素粒子の種類
3 クォーク・スープから核子の形成へ
4 ビッグバン元素合成
5 宇宙の晴れ上がり
6 宇宙マイクロ波背景放射
7 宇宙の暗黒時代
8 初期の銀河は不規則な形をしている
9 いろいろな形をした銀河
10 活動的な銀河と超巨大ブラックホール
11 銀河団と超銀河団
12 太陽系が生まれる
13 月の誕生
14 生物の起源と進化
15 人類の誕生へ
16 巨大隕石の役割
17 宇宙カレンダー
第5章 宇宙の終焉
1 宇宙の未来予測
2 これからどれくらいものごとが存続できるか
3 人間の文明はいつまで続くのか
4 地球と太陽はいつ、どのような終わりを迎えるのか
5 星々の運命
6 ミルコメダ銀河
7 銀河系の終焉
8 ホーキング放射
9 ブラックホールの蒸発
10 ビッグフリーズ
11 ダークエネルギーの時間変化と宇宙の終焉
12 ビッグクランチ
13 ビッグリップ
14 ほかの可能性
【著者紹介】
1966年、長野県生まれ。京都大学理学部卒業、広島大学大学院理学研究科博士課程修了。理学博士。現、名古屋大学大学院理学研究科・准教授。専門は宇宙論(宇宙の構造形成と進化、観測的宇宙論の基礎理論、統計的宇宙論、宇宙の大規模構造、重力レンズ、宇宙背景放射ゆらぎなど、観測による検証が可能な宇宙論を中心とする理論的研究)。おもな著書に、『宇宙はどうして始まったのか』『宇宙に外側はあるか』(光文社)、『現代宇宙論』『宇宙論の物理 上・下』(東京大学出版会)、共著に『大規模構造の宇宙論』(共立出版)がある。
内容説明
宇宙の始まりはどうだったのか?外に時間がないとはどういうことか?どんな物質でできているのか?そして私たちの住む地球や太陽系、はては宇宙自体はどのように終わりを迎えるのか?宇宙に興味をもつ方が抱く数々の疑問に応えるため、宇宙論を長年専攻してきた新進気鋭の著者が、誕生から終焉までをストーリー仕立てにしてわかりやすく解説していく。
目次
第1章 宇宙という不可思議な存在(神秘的な星空;宇宙を見た目どおりに想像すると ほか)
第2章 宇宙の始まり(宇宙は138億年前に始まった;宇宙の外には時間がない ほか)
第3章 宇宙の構成(宇宙はなにでできているのか;私たちがよく知っている物質 ほか)
第4章 宇宙の進化(宇宙の確実な歴史;素粒子の種類 ほか)
第5章 宇宙の終焉(宇宙の未来予測;これからどれくらいものごとが存続できるか ほか)
著者等紹介
松原隆彦[マツバラタカヒコ]
1966年、長野県生まれ。京都大学理学部卒業、広島大学大学院理学研究科博士課程修了。理学博士。現、名古屋大学大学院理学研究科・准教授。専門は宇宙論(宇宙の構造形成と進化、観測的宇宙論の基礎理論、統計的宇宙論、宇宙の大規模構造、重力レンズ、宇宙背景放射ゆらぎなど、観測による検証が可能な宇宙論を中心とする理論的研究)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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