孤独の果てで犬が教えてくれた大切なこと

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孤独の果てで犬が教えてくれた大切なこと

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  • サイズ B6判/ページ数 284p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784797385472
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

思いっきり泣いた後、本当の幸せに気づく

本書はいきなり10万部を突破した瀧森古都のデビュー作『悲しみの底で猫が教えてくれた大切なこと』の続編であり、犬にまつわる感動体験を通じて、登場人物が「生きるとは?」「家族とは?」など人生を深く哲学し、成長していく涙なしには読めない感動小説。

■第1話「空を知らない犬」
テーマ:自分の居場所とは?
■第2話「三本足のヒーロー」
テーマ:大切なのは「きっかけ」ではなく、それによって得たこと。
■第3話「ぼくのK-9」
テーマ:優先の「優」は、優しいという字。大切だと思うことを優先するのに理由はいらない。再出発。

【著者紹介】
1974年、千葉県市川市生まれ。両親がイタリアの古い都(バッサーノ)で芸術活動をしていたことから「古都」と名づけられる。2001年、作家事務所オフィス・トゥー・ワンに所属。放送作家として「奇跡体験!アンビリバボー」など様々な番組の企画・構成・脚本を手掛ける。2006年、独立。作家、コピーライターとして活動。現在、主に「感動」をテーマとした小説や童話を執筆。著書に『悲しみの底で猫が教えてくれた大切なこと』(SBクリエイティブ)がある。

内容説明

『俺と一緒に、あの犬を誘拐しない?』家族の温かみを知らずに育った11歳の少年、宏夢は、移動図書館の館長をしているミツさんに、そんな提案をした。せまい物置の中で飼われている犬を救うべく、誘拐を計画する二人。犬にとって、本当の幸せとは?僕らにとって、本当の居場所とは?移動図書館を通じ、様々な人や事件と遭遇する11歳の少年と54歳の中年。それぞれの運命と向き合い、生きる意味を考えることとなる。

著者等紹介

瀧森古都[タキモリコト]
1974年、千葉県市川市生まれ。2001年、作家事務所オフィス・トゥー・ワンに所属。放送作家として「奇跡体験!アンビリバボー」など様々な番組の企画・構成・脚本を手掛ける。2006年、独立。作家、コピーライターとして活動。現在、主に「感動」をテーマとした小説や童話を執筆。ペット看護士・ペットセラピストの資格を保持(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みかん🍊

87
移動図書館の館長をするミツさんと児童養護施設で暮らす宏夢、二人は狭い小屋に短い紐で縛られた柴犬を救うため誘拐を企てる、犬と人間それぞれが繋がっていって奇蹟を起こす温かい物語、人は自分の居場所を探す、夢を叶えたらみつける事ができるそれは大切な人がいる場所、犬は人間に寄り添い孤独を埋めてくれる大切な存在。2016/04/19

aquamarine

68
前作同様、とても優しいお話です。3つのお話それぞれの主人公は家族の問題を抱えていて、対面する現実は本当に悲しく読んでいて辛いのですが、題名通り彼らは犬に救われ、前を向いて歩き出します。綺麗すぎて、全く現実味はなくてドラマの脚本を読んでいるような感じはありましたが、割り切って読めば、彼らが変わっていくのはとても素敵でした。ただ、私は犬を飼ったことも、身近に犬がいたこともないのでこのような感想になりましたが、普段から犬と一緒にいる方は全く違う印象を持つのかもしれません。2016/11/28

えみ

61
孤独の果てで待っていてくれたのは、「犬」という友達だった。哀しくて、辛くて、もう何もかも諦めてしまいたい…人さえ人を信じることが出来ない世の中で、犬はどこまでも人を信じて待っている。どんな環境に置かれてどんな惨い仕打ちを受けようと、人という自分勝手な生き物を許さないという選択肢は選ばないでいてくれる。「家族」に傷を持つ孤独な者たちが、犬の優しさ忠実さに触れて、疑心暗鬼だった他人との心の距離を少しずつ縮めていく感動の物語。泣いてもいい、それは弱さじゃない。読者をもそっと包んでくれるような温かさに涙腺が緩む。2023/02/11

どぶねずみ

53
これは『悲しみの底で猫が~』の続編だと言うが、内容はどちらを先に読んでもわかりやすく書かれている。私は無類の猫好きだと思っているので、こちらの「犬」は読まないつもりだったのに、ストーリーは「猫」よりも心に染み込む内容だったと思う。犬の方が猫よりも記憶力があるので、5年会わなくても仲良くしていた人間のことはよく覚えている。失ってしまった空白を犬の記憶が呼び起こして、一人一人の思い出を犬が繋いでくれた良いお話だった。2019/06/10

ミーコ

47
「猫が教えてくれたこと」が、とても良かったので こちらも読んでみました。『猫』の方が大きく感動はしましたが、こちらも良かったです。ただただ 宏夢が可哀想で・・・ 何回も「捨てるくらいなら、俺のことなんて産まなきゃ良かったのに…」って言うセリフが胸に刺さります。「もし事故にあって俺が死んだって、悲しむ家族はいないから…」って小さいながら 孤独過ぎて心が痛くなる。皆々 孤独を抱えて生きているんですね。ミツさんも紺野はんも、途中迷いもしたけど宏夢も最終的にはハッピーエンドになって安心しました。また読んでみたい2016/05/22

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