限界の正体―自分の見えない檻から抜け出す法

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限界の正体―自分の見えない檻から抜け出す法

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  • サイズ B6判/ページ数 187p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784797385410
  • NDC分類 159
  • Cコード C0034

出版社内容情報

「限界」とは、「乗り越える」ものではない
銅メダリストが明らかにする「才能」と「限界」のメカニズム
★リオ・オリンピック2016開催で注目!
オリンピック3度出場の侍ハードラーが明かす、心のブレーキの外し方。

★「考え方を変えれば、結果は変わる!」
アスリートからビジネスマンまで。
ストッパーを消して、劇的にパフォーマンスが上げる心の操縦法とは?

★あなたも、みずから「限界の檻」に入っていませんか?
心理学で明らかにされる、あなたの可能性をおさえる空気の正体……


3度のオリンピックに出場、400mハードルの日本記録保持者でもある著者が
心理学・行動科学の研究と出会い、自らの体験・アスリートの成功と挫折を
分析するなかでたどりついた境地。

「目標設定」「まわりの期待」「努力」「夢」…

これまで、モチベーションと思われていたものは
すべて、限界をつくり、才能にふたをする障害だった。


100メートル走で世界記録が出たとたんに、続々と記録を破る人が続く。
メジャーリーグで一人成功すると、次に続く人がどんどん現れる。。

人間にとって「限界」とは何なのか。
それは、脳の思い込み。自分で作った檻なのではないか――。
本書は、自分の眠った才能を発揮したいというビジネスパーソンに向けて、
これまでとはまったく別のアプローチで提示する、枠を超える発想術。


【内容より】
・目標には下方修正すべきときがある
・集中力が続かないのは、意志が弱いからではない
・努力は夢中に勝てない
・生まれつきの差は絶対に埋められないか
・自分の役割を演じるのをやめてみる
・期待に応えようとするとうまくいかないメカニズム
・自分探しはいきづまる
・憧れの人をめざす功罪
・「成功体験」は最大の障壁である
・わがままな人ほどモチベーションが続く
・失敗しても誰も助けてくれない
・事前準備は、しないほうがいいときもある
・無知を味方につける
・「お金や出世」のためにがんばる代償
・根性が通用する世界と、通用しない世界がある
・反復練習の落とし穴
・「自分ルール」を変えて、自分を意図的に驚かす
・他人の無茶ぶりに、100%「イエス」という
・となりの世界に勝てるフィールドがある
・「向いてない」ものにこそヒントがある
・「自信があるフリ」をすると脳はダマされる
・感情をコントロールしたければ、環境をコントロールせよ
……など

はじめに
序章 誰かができれば自分にもできる心理

第1章 人は知らぬ間に空気に あやつられる
◎夢や目標について考えてみよう
◎目標には下方修正すべきときがある
◎やる気が続かないのは、意思が弱いからではない
◎努力は夢中に勝てない
◎生まれつきの差は絶対に埋められないか
◎考え方を変えるだけで結果が変わる
◎自分の役割を演じるのをやめてみる
◎期待に応えようとするとうまくいかないメカニズム
◎自分探しはいきづまる

2章 自分の「小さな檻」を突破する
◎「自分にはできる」と信じていないのは自分だけ
◎憧れの人をめざす功罪
◎「成功体験」とは最大の障壁である
◎わがままな人ほど、モチベーションが続く
◎失敗しても誰も助けてくれない
◎事前準備は、しないほうがいいときもある
◎無知を味方につける
◎「お金や出世」のためにがんばる代償
◎「うらやましい」は認めてしまったほうがいい

第3章 努力を捨てる。思い込みから自由になる
◎根性が通用する世界と、通用しない世界がある
◎反復練習の落とし穴
◎「自分ルール」を変えて、自分を意図的に驚かす
◎他人の無茶ぶりに、100%「イエス」という
◎となりの世界に勝てるフィールドがある
◎「向いていないもの」にこそヒントがある
◎失敗の分析はしすぎない
◎手放す、あきらめる、切り離す
◎あえて失敗して、プライドを捨てる

第4章 無意識をつかって、自分の才能と出会う
◎アスリートは無意識を利用する
◎「自信があるフリ」をすると脳はダマされる
◎感情をコントロールしたければ、環境をコントロールせよ
◎「心から信じれば、願いはかなう」の真実
◎気をそらせば、コンプレックスは消える
◎挫折とは人生最大のチャンスである

おわりに


為末 大[タメスエ ダイ]
『侍ハードラー』の異名をもつ元プロ陸上選手。そして、日本では未だに破られていない男子400mハードルの記録保持者(2001年エドモントン世界選手権 47秒89)。2010年、アスリートの社会的自立を支援する「一般社団法人アスリート・ソサエティ」を設立。現在、代表理事を務める。現役中は、2007年に東京の丸の内で「東京ストリート陸上」を自らプロデュース。2011年、2012年は地元広島で「ひろしまストリート陸上」も開催するなど、陸上競技の普及活動に積極的に取り組む。2012年6月、日本陸上競技選手権大会兼ロンドン五輪代表選手選考競技会にて現役活動に終止符。この後の展開が大いに期待されている。1978年広島県生まれ。著書:『日本人の足を速くする』新潮社 『走りながら考える』ダイヤモンド社『諦める力』プレジデント社 『負けを生かす技術』朝日新聞出版

内容説明

必要なのは「変化」を加えることだ―自分の役割を演じるのをやめて心のブレーキを外す。「努力しない」「大きな夢はいらない」「成功体験はいらない」「期待にこたえない」

目次

序章 誰かができれば自分にもできるという心理(うまくいかないのは、能力のせいじゃない)
第1章 限界とは可能性を閉じ込める檻である(夢の大きさについて考えてみよう;目標には下方修正すべきときがある ほか)
第2章 なぜ人は自ら限界の檻に入るのか(「自分にはできる」と信じていないのは自分だけ;憧れの人をめざす功罪 ほか)
第3章 自分の見えない檻から脱出する(根性が通用する世界と、通用しない世界がある;反復練習の落とし穴 ほか)
第4章 無意識をつかって、自分の可能性を拓く(アスリートは無意識を利用する;「自信があるフリ」をすると脳はダマされる ほか)

著者等紹介

為末大[タメスエダイ]
1978年広島県生まれ。スプリント種目の世界大会で日本人として初のメダル獲得者。2001年エドモントン世界選手権および2005年ヘルシンキ世界選手権において、男子400メートルハードルで銅メダル。シドニー、アテネ、北京と3度のオリンピックに出場。男子400メートルハードルの日本記録保持者(2016年7月現在)。2012年、25年間の現役から引退。現在は、自身が経営する株式会社侍のほか、一般社団法人アスリートソサエティ、株式会社Xiborgなどを通じて、スポーツと社会、教育、研究に関する活動を幅広く行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

mura_ユル活動

68
人には限界がある。しかし、全力を出し切っている人が少ないと著者。2冊目。努力を割り橋くわえて口角を挙げ、ワクワクしながら行う。集中力を高める方法など。考えること、実践しやってみること。地位や過去の成功体験を捨てること。目標はどんどん変える。_為末さん、テレビでもコメンテーターで出演しているのをたびたび見かける。独自に編み出した個性的な練習法から400mハードルで銅メダル。2016/11/02

ばりぼー

44
「1マイル4分の壁」と言われた人類の限界は、ロジャー・バニスター選手が記録を更新すると、この壁は破れないという思い込みが解除されて、1年のうちに23人もの選手が1マイル4分の壁を破った。限界とは、目標を掲げた時に生じる理想と現実のギャップである。誰かに憧れて努力を続けても、理想への憧れと自分の否定がセットになっているために、自分の短所を埋めているつもりが、長所ごと削り取ってしまうので要注意。自分自身の成功体験も信用しない方がいい。再現性のないものは実力ではなく、例外、まぐれであり、エラーかもしれない。2016/08/26

ta_chanko

31
自分自身の思い込みや社会の常識が、見えない檻となって限界を形成している。多くの人は実際の限界よりもずっと手前を、自分の限界だと思っている。かといって大きすぎる目標や遠すぎる目標はかえって実現に結びつかない。目の前の課題に夢中になって取り組むことが大切。成功体験にとらわれて新しい視点が持てないのもダメ。難しい課題に柔軟に対応する力が求められる。あえて苦手な課題、慣れない課題に取り組む。壁にぶつかったら、横にずれる、寄り道をする。失敗の分析はしない。数値目標は立てない。脳をだます。ゾーンに入る。2023/12/21

はるき

26
限界とは自分が勝手に決めたブレーキ。壁を越えられないのは培った常識のせい。努力は夢中に勝てない。分かりやすいです。目標を下方修正しつつ、続けた方が長続きする。いやはや面白かった。為末さんの本をもっと読みたい。2016/12/22

デビっちん

25
多くの人にとって、限界の檻をつくり出したのは、自分自身の心や思考です。そもそも、限界は、力を出し切った人の前にしか出現しませんから、限界のずっと前で線を引いてしまいます。そんな限界になぜ陥ってしまうのか、そして、そこからの為末氏が考える脱出方法が記載されていました。憧れや目標や不断の努力、成功体験も、見方によっては限界を作り出す源泉となってしまうことに、ぎょえぇーとなりました。スポーツの具体例が多いですが、ビジネスにも応用が効く内容だと思います。+自分の枠を広げるためにどんな変化を生じさせよう?2017/02/19

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