サイエンス・アイ新書<br> 正しいマラソン―どうすれば走り続けられるか?タイムを縮めるロジックとは?

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サイエンス・アイ新書
正しいマラソン―どうすれば走り続けられるか?タイムを縮めるロジックとは?

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  • サイズ 新書判/ページ数 190p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784797384383
  • NDC分類 782.3
  • Cコード C0275

出版社内容情報

走るしくみを知って、さら速く、よりラクに走ることで得る恩恵は、はかりしれません。走った人にしかわから ない爽快感や達成感、継続することで享受できる健康、仲間とともにゴールを目指す楽しみ…。 ここ最近の研究により、走ることで脳が活性化されることもわかってきました。

そこでとっつきやすいマラソンは、 大会が身近になったこともあり、ここ10年で参加人口が爆発的に増加しました。しかし、なんとなく頑張っている、どのように走ればいいのかがわからない、ということもあるはず。

なぜ呼吸が苦しくなるのか、 脚が重くなったり痛くなったりするのか…。本書では、そんな基本のしくみから、持久力をつくるトレーニング、ラストスパートのコツなど実践アドバイスまでをわかりやすく解説します。

これからランニングを始めたい人、大会参加を検討している人、マラソンを体系的にとらえなおしたい人にもおすすめの1冊。

第1章 マラソンとはなにか?
第2章 マラソントレーニングの科学
第3章 マラソンレースの科学
コラム マラソントリビア

金 哲彦[キン テツヒコ]
1964年福岡県北九州市生まれ。早大時代、箱恨駅伝では山上りの五区で活躍、卒業後はリクルートに入社。選手、コーチ、監督を歴任し、オリンピック選手などの一流選手を育成。2002年にNPOのクラブチーム「ニッポンランナーズ」を創設。現在は、プロコーチ、解説者としても活躍。著書は『金哲彦のランニング・メソッド』(高橋書店)、『金哲彦のマラソン練習法がわかる本』(実業之日本社)など多数。

山本 正彦[ヤマモト マサヒコ]

山下 佐知子[ヤマシタサチコ]

河合 美香[カワイ ミカ]

内容説明

「決められた距離をいかに走るか」というシンプルな競技、マラソン。気軽にも挑戦できて恩恵はさまざま、しかし、理論は意外に奥深い…。本書では、なぜ息が苦しくなるのか、脚が重くなるのかといった基本から、トレーニングの数々、実践的な技術までを、事例や図を示しながら解説します。走ることをはじめたい人、体系的にとらえなおしたい人、記録達成を目指している人におすすめの1冊。

目次

第1章 マラソンとはなにか?(なぜ人は走るのか?;歩きと走りの違い;走るしくみ―ストライドとピッチ ほか)
第2章 マラソントレーニングの科学(トレーニングの種類と意味;ジョギングの定義と方法;正しい腕振りの科学 ほか)
第3章 マラソンレースの科学(マラソン、長距離走の種類;スタート方式のいろいろ;マラソン大会にまつわる問題 ほか)

著者等紹介

金哲彦[キンテツヒコ]
1964年、福岡県北九州市生まれ。早稲田大学時代に箱根駅伝で活躍し、区間賞を2度獲得。大学卒業後、リクルートに入社し、1987年に別府大分毎日マラソンで3位入賞。現役引退後は、小出義雄監督とともに有森裕子、高橋尚子などの選手を育てる。現在は、オリンピック選手から市民ランナーまで、幅広い層から厚い信頼を集めるプロ・ランニングコーチとして人気を博している。NPO法人ニッポンランナーズ理事長

山本正彦[ヤマモトマサヒコ]
1966年、神奈川県横浜市生まれ。群馬大学大学院修了、順天堂大学大学院を経て、東京工芸大学准教授。上智大学や関東学院大学の陸上競技部などチームのコーチ、実業団のトレーニングアドバイザーなどを経験。専門は運動生理学、コーチ学。日本陸上競技連盟一般普及部委員

河合美香[カワイミカ]
1967年、京都府京都市生まれ。千葉県船橋市立船橋高等学校時代に、当時教員であった小出義雄氏に師事し、全国高校総体や国民体育大会で活躍。筑波大学卒業後、リクルートに入社して同社ランニングクラブに所属し、小出監督に再び指導を受ける。1996年に筑波大学大学院修了、びわこ成蹊スポーツ大学専任講師などを経て、龍谷大学法学部准教授。専門はスポーツ栄養学。京都府スポーツ振興審議会委員

山下佐知子[ヤマシタサチコ]
1964年生まれ、鳥取県出身。鳥取大学卒業後、京セラに入社し、1991年に名古屋国際女子マラソンで優勝、1992年にバルセロナオリンピック女子マラソンで4位入賞を果たすなど、世界の舞台で活躍する。現役引退後は、第一生命グループ女子陸上競技部監督として、尾崎好美(第30回東京国際女子マラソン優勝、ロンドンオリンピック・女子マラソン日本代表)、田中智美(リオデジャネイロオリンピック・女子マラソン日本代表)らを指導(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鈴木拓

24
ジョギングからランニングへ移行していくための基本知識を凝縮した一冊。マラソンを走るためのフィジカル面の説明、各項目を鍛えるためのトレーニング方法、目標までを逆算したメニューの組み方、いずれもしっかり取り組めば間違いなく結果が伴ってくるものだと思う。まだ、体のメンテナンスとして、クールダウンの大切さや、マラソン前後の準備などについても記述もわかりやすい。最後のマラソントリビアはもっとたくさん読みたかった。2022/11/16

cape

10
突如、マラソン。ダイエット不要体型ながら、運動不足であったのは間違いない。すでに膝痛。正しいマラソンを初心者が学ぶにはちょうどよい感じ。2018/12/15

ミヤッチ

7
図書館で見つけて一気に読みました。僕のようなビギナーにわかりやすく、参考になりました。2018/09/08

おせきはん

5
マラソンを走ったときの体の変化やトレーニング方法、レースに臨む際の注意事項が体系的にまとめられています。自分なりにトレーニング方法やレース対策を考えるためのヒントが多く書かれており、タイムが伸び悩む中、トレーニング方法から考え直す参考になりました。2017/01/23

ひのじ

4
マラソンで身体に起きていることを科学的に解説。”糖は一定値以上で使い続けると30km手前で枯渇する。枯渇後は脚の重さと痛みに喘ぐことになる”。何度も実体験してこの一文は現実より控えめな表現。あれは地獄だ。イーブンペース一択と言い切る説得力の高さに平伏します。2019/12/15

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