出版社内容情報
マッキンゼー式核心に迫る仕事術●マッキンゼーで学んだ、最も大切な仕事術
・すべての仕事において、「その仕事の本質は何か」「その目的は何か」を意識しておくことは非常に大切なことであると思います。著者がマッキンゼー学んだ、最も大事なことは「問い」でした。問題に迫るうえでも、事実を知るうえでも「本質に迫る質問すること」が、質の高い仕事をするうえで何より大事なことだそうです。さらに、質問をすることで「相手に気持ちよく動いてもらうこと」もできます。
・そこで本書では、「問うこと」に焦点を当て、より本質的な仕事をするための方法や「問い」の技術などを、仕事術として紹介します。
・世の中には、たったひとつの「問い」を出すだけで、物事がクリアになったり、やるべきことが明確になったりということがままあります。マッキンゼーで学び、現在エグゼクティブコーチングの中で磨かれた、質問のスキルについて、余すところなく紹介します。
1章 なぜ「問い」が大事なのか
・デキる人ほど「良い問い(筋のいい問い)」を立てている
・なぜ「問い」によって思考が整理されるのか
・「問い」には3種類ある
1)他者と自分を動かすための問い
2)仕事の問題を解決するための問い
3)状況別に最適解を出すための質問
・変化が速すぎる時代こそ「問い」の持つ力で差がつく
・高速PDCAより高速で「問い」を立てて検証する
・マッキンゼーで叩き込まれた「問い」の価値
・「問い」の力が自分を成長させる
・困ったとき大変なとき「問い」が状況を変える力になる
・正解のない問いから、答えを見出すのが「仕事」
・「問い」は持ち運び可能な仕事の武器になる
2章 質問する脳のつくり方 良い質問を生む「問い体質」(問い脳をつくる話)
・質問に応じて「脳」も動く
・良い問いとはどういうものか(未来志向、枠を外し可能性を広げる、インスパイアさせる)
・いい質問を生むための基本的な姿勢
・良い質問を生むためのトレーニングとは
・仮説を一文にする
・WHAT、WHY、HOWで論点を探す
・何をどう質問すればいいのかわからない「どうしたらいいですか?」→「自分で考えろ」→「それがわからなくて悩む」ループから抜け出す方法
・「問い」の回路を鍛える
・「問い」は必ず書き出したほうがいい理由
・「当たり前」のプラグを抜く(なぜ人は前提に囚われるのか)
・良い問いを投げ合える「マナ友」をつくる
3章 ほとんどの問題は「問い」で解決できる (仕事や人生で遭遇する問題解決に「問い」を立てることが有効な話)
・「イシュードリブン(問いからはじめよう)」
・「良い問い」で問題を解決するための3ステップ
1)まず状況をちゃんと見る=本質をつかむ
2)仮説を問いのかたちで立てる
3)自分と相手を動かして仮説を検証する
・問題に当たったらいつも「そもそも」に立ち返る
・いいから黙ってやれと言われたときは
・マッキンゼーが「現場」を重視していた理由
・本当の答えを掘り起こすには
・お客さんは大抵「自分のほしいもの」をわかっていない
・マッキンゼー式「聴き方」の技術
・インタビューで問うときのコツ
・仕事の途中途中で確認の「問い」を入れる
・伸びる部下は、上司に「質問」と自分の「答え」を持っていく
4章 他人と自分を動かす「問い」の使い方 (問題解決を実現させるために自分と他人を動機づけるときに「問い」をうまく使う話)
・TEDスピーカーが「質問調」で話を始める理由
・「問い」でチーム力をUPさせるには
1)みんなの気持ちを吐き出させる→ 2)みんなのゴールを問う→
3)みんなの強みを問う→ 4)みんなの力をどう使うかを問う
・視点を変える質問、原因を探る質問、相手の価値感を知る質問
・相手に気づいてもらう質問
×「何でやらないんだ?」○「やりたくならないのは何でだろう?」
・人を巻き込むんでいく「問い」の力
・言いづらいことでも「質問する」ことからはじめるとうまくいく
・斜めに見てくる人、何でも否定的な人を変える「問い」
・擬人化の問いを活用する
・あのGoogleでも使われる「尊重、共感、許容」の力
・相手のインセンティブを「問い」で探れ
・人を変容させる「問い」アクションラーニング
例を使って展開
5章 「問い」の力で人生の質を向上させよう (常に問える人になると人生全般にプラスになる話)
・「問い」で仕事も人生も変えてみよう
・漠然とした将来の不安を「問い」で解消する
・自分をやる気にさせる「問い」とは
・あえて大きな問いを立ててみる
・データに「問い」は勝てるの?
・周りに流されずに自分の人生を進むために必要なこと
・自分が本当に大事にすべきことを知るには
・良い問いのために五感をクリアにする
・筋力がないと周りの人の影響を受けやすくなる
・日常生活の中で「問い筋力」を鍛えよう
付録 ケース別 質問リスト
《おわりに》世の中はすべて「問い」で出来ている
大嶋 祥誉[オオシマ サチヨ]
センジュヒューマンデザインワークス代表取締役。エグゼクティブ・コーチ、組織開発・人材育成コンサルタント。上智大学外国語学部卒業。米国デューク大学Fuqua School of Business MBA取得。米国シカゴ大学大学院人文科学学科修士課程修了。マッキンゼー・アンド・カンパニーでは、新規事業のフィージビリティスタディ、全社戦略立案、営業戦略立案などのコンサルティングプロジェクトに従事。その後、ウイリアム・エム・マーサー、ワトソンワイアット、グローバル・ベンチャー・キャピタル、三和総合研究所にて、経営戦略や人材マネジメントへのコンサルティングおよびベンチャー企業支援に携わる。2002年より独立し、エグゼクティブ・コーチング、組織変革コンサルティング、チームビルディングやリーダー開発に従事する。著書に『マッキンゼー流 入社1年目問題解決の教科書』『マッキンゼー流 入社1年目ロジカルシンキングの教科書』(SBクリエイティブ)がある。
内容説明
私たちの脳は問いかけることによって動きはじめます。良い問いを投げかければ、望ましい答えが出ますし、そうでなければ、思考は良い答えを出せません。「問い」で、仕事力、発想力、人間関係力、すべてが変わります。
目次
第1章 なぜ、優れたコンサルタントは「問い」を大切にするのか(すごい結果を出せる秘密は「問い」にあった;マッキンゼー時代に叩き込まれた「問い」思考 ほか)
第2章 良い問いとは何か?(良い問いとは何か?;「問い」は世界の見え方を変える ほか)
第3章 仕事の悩みは「問い」で解決する(すべての仕事を「問い」からはじめよう;「問い」の3つのステップ ほか)
第4章 他人と自分を動かす「問い」の伝え方(人間関係の悩みは「問い」で解決する―「どうして?」という問いで人は動く;Googleが大切にする「尊重、共感、許容」の力 ほか)
第5章 「問い」の力で人生の質を高めよう(問いで「新しい思考」と出会う―「本当にそれしかないの?」;五感の違和感を問う―「おや?」という感覚を問いにする ほか)
付録 ケース別 質問リスト
著者等紹介
大嶋祥誉[オオシマサチヨ]
センジュヒューマンデザインワークス代表取締役。エグゼクティブ・コーチ、組織開発・人材育成コンサルタント。上智大学外国語学部卒業。米国デューク大学Fuqua School of Business MBA取得。米国シカゴ大学大学院人文科学学科修士課程修了。マッキンゼー・アンド・カンパニーでは、様々な戦略立案などのコンサルティングプロジェクトに従事。その後、ウイリアム・エム・マーサー、ワトソンワイアット、グローバル・ベンチャー・キャピタル、三和総合研究所にて、経営戦略や人材マネジメントへのコンサルティングおよびベンチャー企業支援に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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