SB新書<br> 「ギャンブル依存症」からの脱出―薬なしで8割治る“欲望充足メソッド”

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SB新書
「ギャンブル依存症」からの脱出―薬なしで8割治る“欲望充足メソッド”

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  • サイズ 新書判/ページ数 235p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784797381566
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C0236

出版社内容情報

もう大丈夫! ギャンブル依存症を治す

神奈川県横須賀市にある独立行政法人国立病院機構・久里浜医療センターで「病的ギャンブリング(ギャンブル依存)治療研究部門」の責任者を務めるギャンブル依存症のエキスパートが著者。ギャンブル依存症は専門外来が極端に少なく、また特効薬もないため、??不治の病?≠ニして扱われているが、本書の著者は8割の患者をギャンブル依存から立ち直させている。そんな著者も、実は5年前まで他の専門医と同じような治療法だったのだが、自分自身がアルコール依存症を克服したことをきっかけに、オリジナルその画期的なメソッドで数多くの患者の治療に成功してきた著者が、数々の壮絶な実態とその解決法を説くのが本書だ。 ギャンブル依存症なんて、しょせん自分の気持ちの持ちよう。スパッとやめてしまえばいいだけだろう」とも思えるが、「わかっちゃいるけどやめられない」のが実情。ギャンブル依存症は、私たちが想像する以上に極めてしつこく、厄介な病気なのだ。一気に無理矢理辞めさせるのは本人にとって拷問に近い苦しみ。“人間の弱さ”への配慮を込めたやり方で脱出までもっていく。

序 章 実は私も依存症でした……
第1章 セルフチェック! こんな人が依存症だ
第2章 本人と家族の「覚悟」(家族も腹を決めないと治すのは無理)
第3章 「AQ自己診断テスト」でタイプ分け
第4章 無害な依存へシフト
第5章 一人ではまれるものを見つける
終 章 ギャンブル依存症Q&A(今、本人と家族がすべきこと)

【著者紹介】
1988年岡山大学医学部卒業。慈圭病院、岡山大学医学部附属病院精神科神経科、県立岡山病院医療部長を経て、2008年岡山県精神科医療センター院長補佐(依存症ユニット担当)。2012年同センター医監。日本アルコール精神医学会評議員、日本アルコール薬物医会評議員、日本内観学会評議員、日本精神神経学会認定精神科専門医、日本温泉気候物理医学会認定温泉療法医。2013年4月から久里浜医療センター精神科医長。同時に「病的ギャンブリング治療部門」の担当責任者となる。

内容説明

ギャンブル依存症“診断名:病的賭博”はれっきとした病気だ。特効薬がなく、専門医も極端に少ないなか、“不治の病”のように扱われている。依存症の専門医でありながら重度のアルコール依存症に陥った著者は、その経験を下敷きに確立した“欲望充足メソッド”で、8割の患者をギャンブル依存症から立ち直らせてきた。「カジノ法案」の導入が検討され、ギャンブル依存症の問題拡大が懸念されているいま、ギャンブル依存症の壮絶な実態と、その画期的な解決法を説く。

目次

第1章 ギャンブル依存症とはどんな病気なのか
第2章 ギャンブル依存症の新しい治療法
第3章 ギャンブルを禁止しない
第4章 「自閉型」と「非自閉型」に分けて考える
第5章 「自閉型」と「非自閉型」の特質を活かす
第6章 家族はどう対処すべきなのか
第7章 “告白”私は依存症者です
第8章 私はどうやって依存症から脱出したのか
第9章 依存症患者の複雑な心理
第10章 酒の代わりに…

著者等紹介

河本泰信[コウモトヤスノブ]
1988年岡山大学医学部卒業。慈圭病院、岡山大学医学部附属病院精神科神経科、県立岡山病院(現岡山県精神科医療センター)医療部長を経て、2008年院長補佐(依存症ユニット担当)。2012年医監。日本依存神経精神科学会評議員、日本アルコール薬物医会評議員、日本内観学会評議員、日本精神神経学会認定精神科専門医、NPO法人おかやまたけのこ会(断酒会)所属。2013年4月から久里浜医療センター精神科医長。同時に「病的ギャンブリング治療部門」の担当責任者となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

くさてる

18
依存症の専門医が語るギャンブル依存症への対処法。具体例も多く、論旨が明確で分かりやすい内容なので、とても興味深く読んでいたのですが、途中で、著者そのひとがアルコール依存症者だった告白があって驚いてしまいました。だからこそのとても率直な物言いに説得力を感じます。家族や周囲に依存症者がいるかたはいちど読んでみたらいいのでは。2015/11/17

kanki

15
独自の治療、欲望充足法について。著者はアル依存症。AAは自分を捨てに行く場所。2023/04/05

西嶋

11
著者自らのアルコール依存症体験を踏まえた、治療効果の高い「欲望充足法」を軸とした、ギャンブル依存の症状や治療法に関する広く深い解説書。他の精神障害にも参考になる内容だと感じた。2015/12/12

てくてく

7
社会的病理としての分析ではなく、ギャンブル依存症から脱出したい人にはどのようにアプローチしたらよいのかということを開設した本。著者自身がアルコール依存症で、かつ、著者の様に依存症を専門とする医師にはアルコール依存症が少なくない事、また、カジノについては、ギャンブルよりも失う金額が大きいものの、その金額の大きさによって、ギャンブル依存症ほど患者は増えないのではないかという指摘が面白かった。2015/09/13

Asakura Arata

6
だいぶ前メールでやりとりさせていただいた先生。欲望充足もでるは、どちらかというと、自分が一緒にやっているワンデイポートの考え方に近い部分もある。確かに自助グループに行くのは、本人にとっては敷居が高いよなあ。2023/03/06

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