SB新書<br> 住んでみた、わかった!イスラーム世界―目からウロコのドバイ暮らし6年間

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SB新書
住んでみた、わかった!イスラーム世界―目からウロコのドバイ暮らし6年間

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  • サイズ 新書判/ページ数 287p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784797376906
  • NDC分類 167
  • Cコード C0295

出版社内容情報

厳しい戒律だから不自由というのは、ウソ!?

世界から年間1000万人を呼びこむ都市ドバイ。
世界一の高さを誇るビル、街中どこでもつながるWiFiなど、先端的な近未来都市である一方で、
そこに暮らす人々はイスラームの教えに忠実に生きていた!
イスラーム世界に飛び込んだ日本人女性による体験記!

はじめに
第一章 誕生から葬式まで、信仰とともにある生活
第二章 食材と料理
第三章 イスラームの成立と制度
第四章 ラマダーン(断食月)体験
第五章 イスラームに基づく身なり
第六章 男女別々の社会
第七章 イスラーム教徒が日本を好きな理由
第八章 イスラームに対するありがちな誤解
参考文献
おわりに

はじめに

第一章 誕生から葬式まで、信仰とともにある生活
1.家族内のできごと
赤ちゃんが生まれてすぐ耳に吹き込まれる言葉とは
クラスになぜムハンマド君がいっぱいいるか
日本人とまったく違う死生観――火葬はありえない


2. 日々の生活で実践される行い
1日五回の礼拝は、意外にもフレキシブルになされている
善行を積むためのツール――いたるところにある募金箱や寄贈物
「マーシャーア・ッラー」――イスラーム教徒の決まり文句いろいろ


第二章 食材と料理
キリスト教徒が扱った肉なら食べられる?
イスラーム行事で食卓を飾る動物――ラクダと羊、ヤギ、牛
あばら骨や頭蓋骨がご飯の上に載っている、ワイルドなアラブ料理


第三章 イスラームの成立と制度
行きつけのモスクやご利益の多いモスクはある?
聖地マッカへの便利な巡礼パッケージツアーもある
異教徒に寛容なドバイ――ドバイ資本のホテルでクリスマス飾りも


第四章 ラマダーン(断食月)体験
耐えられるか、ラマダーンを自ら体験してみた
ラマダーンの月だけは、外国人にも厳しい制限がある
「イード・ムバーラク!」――ラマダーン明けの祝日は活気に満ちる


第五章 イスラームに基づく身なり
1. 女性
外出時に着る黒づくめの「アバーヤ」と室内着であるワンピース「ジャラービーヤ」
スカーフを着けているときと外しているときではまるで別人


2. 男性
アラブ人男性の民族衣装である長いワンピース「カンドーラ」
ターバンと黒い輪のイガール――ターバンの結び方はいろいろある


第六章 男女別々の社会
男性同士は鼻と鼻の先をくっつけ、女性同士は頬と頬を付ける挨拶
結婚までのプロセス――ふつう男性側の両親や親族がお見合い相手を探してくる
一夫多妻が認められているとはいえ、妻はひとりで十分?


第七章 イスラーム教徒が日本を好きな理由
日本を尊敬する理由――戦後の復興、日本車の性能、科学技術の発達
イスラームの道徳を体現していると映る日本人の礼儀やマナー
日本の着物とアラブの民族衣装アバーヤの思わぬ共通点


第八章 イスラームに対するありがちな誤解
必ずしも男性ばかりに優位な社会とは言えない?
アラブの男性がになう義務――少年でも負っている責任
日本に来たイスラーム教徒たち?A――神との距離は自分で決めるもの


参考文献
おわりに

【著者紹介】
1968年生まれ。早稲田大学大学院アジア太平洋研究科博士課程退学。日本語指導の講師として、UAE国立ザーイド大学に2007年~2012年まで勤務。ドバイに2006年~2012年まで滞在。UAE国立ザーイド大学では、日本語のほかに空手道の講師も務めた。現在はロンドン在住だが、UAEと日本のかけ橋となるべく活動を続けている。

内容説明

アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで日本語と空手を教えることになった筆者。予備知識はなかったが、生徒との交流、現地での暮らしの中で徐々に彼らの行動原理を理解していく。イスラームで重視される、清潔さ・羞恥心・忠誠・信頼などは、ふだん日本人が実践している行為や考え方と重なっており、日本に対して尊敬の念を抱いているアラブ人は実は数多い。イスラーム教徒にまつわる行動の不思議を解き明かし、世界人口の20%強を占めるイスラームの人たちとうまく関わっていくためにはどうすればいいかがわかる一冊!

目次

第1章 誕生から葬式まで、信仰とともにある生活
第2章 食材と料理
第3章 イスラームの成立と制度
第4章 ラマダーン(断食月)体験
第5章 イスラームに基づく身なり
第6章 男女別々の社会
第7章 イスラーム教徒が日本を好きな理由
第8章 イスラームに対するありがちな誤解

著者等紹介

松原直美[マツバラナオミ]
1968年東京生まれ。上智大学経済学部卒業。早稲田大学大学院アジア太平洋研究科国際関係学専攻博士後期課程退学。タイの公立高校日本語講師を経て、2006年からドバイで暮らす。UAE国立ザーイド大学にて日本語指導と空手道(千唐流)の初代講師として、2007年~2012年まで勤務。UAEでは茶道の振興にも携わった。現在ロンドン在住、ハーロウスクール日本語非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

mae.dat

161
(本書を手にする理由が重要だが、端折らざるを得ない。無念。)謎解き多きイスラーム。上手くいっていそうな事と、どうなって居るのって事知りたくて、先ずはここから。例えばラマダンをシステム化しているのって、オートファジー知ってた⁉︎ムハンマド、マジ預言者かよって思ってた。しかし、オイルマネー後だからかな?余り上手く無い様な。それ以前の暮らしぶりはどうだったんだろう。他にも個人的に知りたい不思議には迫れなかったな。 イスラームの人とは、習慣が違うだけで、仲良く出来そうに思ったな。相互理解と尊重だよね。2021/02/16

はるみかん

6
イスラーム教徒の人たちの価値観、文化はとても新鮮で、興味深かった。構えずにサクサク読める本。2014/05/10

hirayama46

4
はじめての松原直美。ドバイに住んだ経験を元に書いたエッセイに近い雰囲気の新書。文献を深く読み込む、という本ではないので、ひとつの実録もの的に役立つ一冊でした。イスラーム世界においてはおそらくは特殊な環境に近いドバイでの体験談ですが、なかなか興味深いことが多々ありました。最も先進的であろうイスラム圏の姿が垣間見えました。2019/04/17

りすこ

4
ドバイに行くので読んでみた。女の人ってイスラム世界では不自由だと思ってたけど、どちらかというと男の人に守ってもらえる存在なんだと。 電車の中の女性専用部分には本当に見えない壁があって一般は大混雑でも女性のほうはゆったり~顔を全くかくして旦那の手を取り歩いていく姿は、「ここで生まれた方が幸せだったかも。。」と独身女たち。(^^;案外自由は不自由だ。 あと犬がいなかった。あまり犬をペットとしないんだね。。 いろいろ知らなかったけど、ドバイは住みやすいと思う~~2018/03/08

エブリ

3
あまりの違いに笑ってしまいます。敬虔なイスラームの戒律のなんと不便なこと。死んでからの楽園の為にここまでするとは…なんとも言い難い。彼らに比べたら我々は天国にいるようなものだと、こっちの世界からはそう見えます。ひょっとして死後の世界の楽園はイスラームにならないことだったりして。日本の道徳がイスラームよりイスラームと言ってるなら日本式の教育を取り入れればよいのに…矛盾点に気づいてしまうか?ほぼUAEの熱心なイスラームについて取り上げていますが最後にきちんと信仰の度合いは人によるとの記述がありました。2022/04/29

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