SB新書<br> もしものときに迷わない遺品整理の話

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SB新書
もしものときに迷わない遺品整理の話

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  • サイズ 新書判/ページ数 173p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784797376456
  • NDC分類 367.7
  • Cコード C0277

出版社内容情報

遺品がつなぐ家族の絆

遺品の中には、遺族が扱いに困るようなものもあれば、
故人のメッセージとなって遺族を安心させるようなものもある。
まさに遺品は、あの世とこの世、故人と遺族をつなぐ架け橋となるのだ。
遺品整理業を営む筆者は、これまで1500件近くの遺品整理現場にかかわり、さまざまな遺品に接してきた。
本書では、実際にあった遺品整理現場のエピソードをもとに、遺品で困らないために何をしておくべきか、
遺品ができたときにどのように対処すべきかを解説していく。

はじめに
第1章 遺品が語る、故人の思いがけない素顔
第2章 資産の遺し方 「お金になる遺品」が出てきたら……
第3章 ひとりで亡くなるという現実
第4章 1500人の遺族と話してわかった「親のための準備」「自分の準備」
おわりに

はじめに

第1章 遺品が語る、故人の思いがけない素顔
小学校の教師が住んでいた、ゴミに囲まれた部屋
遠い親せきの素顔が見えるとき
「負の遺産」を相続する危険性
孤独死した故人の、姉が背負ったもの
作業中に見知らぬ男が入ってきて
故人の交友関係と、インターネット上の遺品
後見人選びは慎重に

第2章 資産の遺し方 「お金になる遺品」が出てきたら……
現金はどこにある?
自分名義の通帳を、把握していますか?
価値が分からない美術品
開かない金庫
貴金属が出てこない
遺言書の開封には注意
遺品整理の時期はいつか?落ち家の整理は早めに

第3章 ひとりで亡くなるという現実
「思い」を遺して、ひとりで旅立つ人たち
「思い」がわからない悲しみ
遺されたペット
とたんに増える親戚
「身寄りがない」と話していた故人
「遺す」親の思いを、「遺される」子は知らない
「終の棲家」の考え方

第4章 1500人の遺族と話してわかった「親のための準備」「自分の準備」
エンディングノートに必要な項目、意外と知らない項目
エンディングノートを「引き継ぎ」として考えてみる
自分の死を伝えてほしい連絡先、遺産・遺品は必須
「終活」で感謝の気持ちを遺すと、遺族が救われる
「終活」で本当にしなければならないこと

おわりに

【著者紹介】
さいたま市で遺品整理業を営む「遺品整理の埼玉中央」代表。1960年生まれ、東京都出身。パシフィック州立大学(ロサンゼルス)短期課程卒業。京王プラザホテル、シェラトングランデトーキョーベイホテルを経て、2000年にハウスクリーニング業を開業後、自ら実家の遺品整理の経験をしたことから、2005年より遺品整理の事業を本格的にスタート。作業累計は約1500件。ホテルマン時代に培った、きめ細かいサービスで数多くの遺族から感謝の言葉が寄せられている。遺品整理業者の視点からエンディングノートの普及活動を行う「埼玉県終活コンシェルジュ倶楽部」の代表も務めている。

内容説明

遺品には故人の生活や人格が表れ、ときには大切なメッセージとなって遺族に引き継がれることもある。まさに遺品は、あの世とこの世、故人と遺族をつなぐ架け橋となる。家族の遺品を整理するときにどのようなことを知っておくべきか、あなた自身にもしものことがあったときに何をどのように遺すべきか。これまで1500件近くの遺品整理現場にかかわってきた遺品整理のプロが、遺品で困らないために何をしておくべきか、遺品整理で迷ったときにどのように対処すべきかを解説していく。

目次

第1章 遺品が語る、故人の思いがけない素顔(小学校の教師が住んでいた、ゴミに囲まれた部屋;遠い親戚の素顔が見えるとき ほか)
第2章 資産の遺し方「お金になる遺品」が出てきたら…(現金はどこにある?;自分名義の通帳を、把握していますか? ほか)
第3章 ひとりで亡くなるという現実(「思い」を遺して、ひとり旅立つ人たち;「思い」がわからない悲しみ ほか)
第4章 1500人の遺族と話してわかった「親のための準備」「自分の準備」(エンディングノートに必要な項目、意外といらない項目;エンディングノートを「引き継ぎ」として考えてみる ほか)

著者等紹介

内藤久[ナイトウヒサシ]
さいたま市で遺品整理業を営む「遺品整理の埼玉中央」代表。1960年生まれ。東京都出身。パシフィック州立大学(ロサンゼルス)短期課程卒業。京王プラザホテル、シェラトングランデトーキョーベイホテルを経て、2000年にハウスクリーニングを開業後、2005年より遺品整理の事業を本格的にスタート。遺品整理業者の視点からエンディングノートの普及活動を行う「埼玉県終活コンシェルジュ倶楽部」の代表も務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ

108
遺品整理。引越業と見た目は一緒だが大きく違う点は、その品物を届ける持主がいないということです。開かない金庫、遺されたペット、別れの悲しみを現実に呼び戻す遺産問題。孤独死は悲しいのか、とよく考えます。人は最後、もし目の前に誰かがいても、みんな孤独を感じる気がします。せめて、痛み苦しみたくない…。私も独りで死ぬときが来ます。その現実を前にして、どう思うのでしょう。遺族から、なんでこんなに本があるの?ピアノなんて弾いていたの?なんて言われそうですが…。突然死が他人事ではなくなった世の中、改めて考えさせられた本…2020/01/16

ごへいもち

17
高齢になって住んでいる家が不便そうに見えても引っ越さないほうが良いことが多いという話以外は特に役立つこともなく2016/09/15

どあら

8
親が年をとると、少しずつこういうことを考えるようになる。2015/08/11

おーね

5
親も自分も覚悟が要ります。ただ、逆縁だけは避けたいですね。2014/07/06

ybhkr

2
もう遺品整理は済んだのだがこのての本は読みたくなってしまう。事故物件にすると遺族に迷惑かかるからなるべく部屋以外で死にたいものだな…。あと、一戸建てなら遺品整理を急がなくてもいいのかなーと思っていたが、空き巣とか火災のようなトラブルもあるんですね…。同居ならともかく実家だと大変だなあ。遠い親戚とか怖いね。4LDKにぎゅうぎゅうの書籍とレコードをすべて残すように遺言状を残したお父さんにもやもやする。せめて好きなようにしろと遺したらよかったのに…。とりあえずわたしもそうじしようかな。2016/01/20

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