SB新書<br> うつを鍼灸で治す

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SB新書
うつを鍼灸で治す

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  • サイズ 新書判/ページ数 175p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784797375299
  • NDC分類 493.76
  • Cコード C0277

出版社内容情報

東洋医学がうつに悩む現代人を救う!

今や日本人の国民病とも言える「うつ」。
実はあまり知られていないが、古来から日本に伝わる鍼や灸によって、うつの治療が可能なのだ。
本書で、鍼灸によるうつ治療の実態を余すところなく伝える。

日本人は7.5%がうつ病にかかっているとも言われ、うつは非常に身近で誰にでも起こる病気。
また、日本人の5人に1人は「うつ症状」を経験していると言われており、
今はうつは日本人の国民病となっている。

一般にうつの治療には、抗うつ薬が使われるが、不適切な利用による副作用などによって悪化することもあるし、
新型うつのように従来の抗うつ薬があまり効かないケースも出てきている。
そうしたうつに悩む多くの現代人にぜひ試してほしいのが、鍼灸によるうつ治療。
鍼灸は肩こりや腰痛など身体の不調を治すものという印象が強いが、
うつ病、気分障害、自律神経失調症、睡眠障害など、心の疾患にも効果がある。
意外と知られていないが、鍼灸がうつの治療に効くことは、WHOでも認められていることなのだ。
また、薬のような強い副作用がないこともメリットと言える。

本書では、心の不調に悩む現代人に向けて、鍼灸を用いた、うつや軽症うつの治療法を紹介していく。

はじめに
第1章 誰もがかかる可能性がある「うつ」という国民病
第2章 鍼灸が身体だけでなく心に効くのは理由がある
第3章 心の病を治した10の治療事例で知る鍼灸の効果
第4章 うつの治療で重要な9つのツボ
第5章 家庭でも使えるうつを抑えるツボ
おわりに
参考文献

はじめに

第1章 誰もがかかる可能性がある「うつ」という国民病
日本をむしばむ「うつ」という病
そもそも「うつ」ってどんな病気
うつ病のセルフチェック
うつの簡単な評価方法
軽く見てはいけない軽症うつ
うつになったときに脳で起こっていること
現在のうつ治療の基本は抗うつ薬の処方
抗うつ薬は不適切な使用による副作用が心配

第2章 鍼灸が身体だけでなく心に効くのは理由がある
鍼灸の誤解?@──鍼は痛い
鍼灸の誤解?A──お灸はつらい
鍼灸の誤解?B──肩こりなどの身体の痛みを治すだけ
うつに鍼灸が有効な理由
自律神経系はどのように働くのか
心身一元論の東洋医学によるうつ治療のメリット
風水と五行の関係
点を線でつなぐ「経絡」
身体の重要な要素「気・血・水」
うつの原因となる「肝」のバランスを鍼灸で正す
うつに至る状態の変化を見逃さず、早期に治療する

第3章 心の病を治した10の治療事例で知る鍼灸の効果
軽い段階のうつを甘く見てはいけない
重いうつを数ヶ月かけて徐々に改善させる
症状に応じてピンポイントのツボを刺激する
初期段階なら1回の治療で完治
未成年のうつ病にどのように対処すべきか
赤ちゃんの状態も改善して産後うつを克服する
鍼灸でうつを軽減し不妊治療の成功率を上げる
新型うつにも有効な鍼灸治療
うつに似た症状への鍼灸による対応?@(月経前症候群)
うつに似た症状への鍼灸による対応?A(慢性疲労症候群)
決して例外的でない10の症例
うつを診てもらえる鍼灸院の選び方

第4章 うつの治療で重要な9つのツボ
ツボを探すための骨度法
うつの治療で主に使う9つのツボ
人間の思考や意思の活動を指す「神門」
自律神経に大きく関わる「内関」
全身の気の流れを整える「百会」
首から上の症状に効く「天柱」
身体の柱となる背骨に位置する「身柱」
生命の重要な門戸となる「命門」
消化吸収の働きを促す「足三里」
目の疾患に効果のある「光明」
肝の経路に属する「太衝」

第5章 家庭でも使えるうつを抑えるツボ
ストレス対策で知っておきたい7つのツボ
ストレス対策に有効な「労宮」
東洋医学における標本という考え方
頭痛に効く「肩井」と「足臨泣」
肩こりに効く「肩井」と「手三里」
腰痛に効く「少海」と「大腸兪」
眼精疲労に効く「太陽」と「合谷」
睡眠障害に効く「労宮」と「湧泉」
食欲不振に効く「中?」と「足三里」
便秘に効く「大横」と「左腹結」、「上巨虚」
下痢に効く「水分」と「天枢」
生理痛、生理不順に効く「関元」と「三陰交」

おわりに
参考文献

【著者紹介】
剛鍼灸院グループ総院長。NPO全国鍼灸マッサージ協会会長、事業協同組合全国鍼灸マッサージ師協会理事長なども務める。剛鍼灸院グループは平成元年に開院し、愛知県内(豊川市、新城市、豊田市、豊橋市、名古屋市)に6つ、東京都中野区に1つ、京都府烏丸五条に1つの鍼灸院(レディース鍼灸院含む)があり、眼科、婦人科、耳鼻科、小児科など、各専門分野に特化した鍼灸治療を行っている。また剛鍼灸院の考え、治療方針を基に、日本初となる女性専門の鍼灸院(レディース鍼灸さいとう)を平成12年より開院し、不妊や逆子、美容鍼など高度で専門的な鍼灸治療が人気を集め、行列のできる店舗となっている。

内容説明

鍼灸は肩こりや腰痛など身体の不調を治すものという印象が強いが、うつ病、気分障害、自律神経失調症、睡眠障害など、心の疾患にも効果がある。本書では、心の不調に悩む現代人に向けて、鍼灸を用いたうつの治療法を紹介していく。

目次

第1章 誰もがかかる可能性がある「うつ」という国民病(日本をむしばむ「うつ」という病;そもそも「うつ」ってどんな病気 ほか)
第2章 鍼灸が身体だけでなく心に効くのは理由がある(鍼灸の誤解1―鍼は痛い;鍼灸の誤解2―お灸はつらい ほか)
第3章 心の病を治した10の治療事例で知る鍼灸の効果(軽い段階のうつを甘く見てはいけない;重いうつを数ヶ月かけて徐々に改善させる ほか)
第4章 うつの治療で重要な9つのツボ(ツボを探すための骨度法;うつの治療で主に使う9つのツボ ほか)
第5章 家庭でも使えるうつを抑えるツボ(ストレス対策で知っておきたい7つのツボ;ストレス対策に有効な「労営」 ほか)

著者等紹介

齋藤剛康[サイトウタケヤス]
剛鍼灸院グループ総院長。NPO全国鍼灸マッサージ協会会長、事業協同組合全国鍼灸マッサージ師協会理事長なども務める。剛鍼灸院グループは平成元年に開院し、眼科、婦人科、耳鼻科、小児科など、各専門分野に特化した鍼灸治療を行っている。また剛鍼灸院の考え、治療方針を基に、日本初となる女性専門の鍼灸院(レディース鍼灸さいとう)を平成12年より開院し、不妊や逆子、美容鍼など高度で専門的な鍼灸治療が人気を集めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

織川 希

3
★★★★☆ 《鍼灸の底力を教えてくれる本》本書は、鬱を鍼灸で治療するそのやり方や効果を紹介してくれる。鍼灸は主に痛みの治療に利用されるイメージが強い中、精神トラブルにも強い威力を発揮する事が分かる。特に、薬とは違って、鍼灸には副作用がないため、良い意味で「試すだけタダ」というような気持ちにさせてくれる。私自身、鬱というほどではないにせよ、解決したい心身の不調が多くあり、本書から沢山のヒントが得られてとても嬉しい。ただ強いて言えば、鍼と灸の効果の違いを教えてもらいたかったと思う。2022/01/08

DEE

3
腰痛はやはり多い。 でもその多くは原因不明で心因性の物だと言われている。 実際、腰痛患者に抗うつ剤が処方されてるしね。 いつもの治療にうつにへのアプローチも加えられたらいいかな。2016/04/29

Asakura Arata

1
最近、精神疾患を薬以外で治そうという本が沢山出ているが、この本もその中の一つ。ツボの解説が詳しく書いてあって重宝する。2014/03/05

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