プラットフォームブランディング

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プラットフォームブランディング

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  • サイズ B6判/ページ数 342p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784797373110
  • NDC分類 675
  • Cコード C0034

内容説明

技術力が強みにならない時代に何をブランドの源泉とするか?これまで案外語られることの少なかった、ブランドの「サイエンス」面に光をあてる。

目次

序章 日本企業はなぜ負け続けるのか?―ブランド戦略の「不在」と「失敗」
第1章 知らないと恥ずかしいブランディング基礎の基礎
第2章 「体験」が最高のブランドをつくる
第3章 体験価値を共創するプラットフォーム
第4章 進化するブランド戦略
第5章 顧客体験価値デザインとブランド戦略の実践
終章 日本企業はまだ勝てるか?―「理念」から「スキル」へ

著者等紹介

川上慎市郎[カワカミシンイチロウ]
グロービス経営大学院准教授(マーケティング・アントレプレナーシップ領域)。1972年兵庫県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒、IESEビジネススクール(スペイン)IDFP修了。日経BP「日経ビジネス」誌記者として電機・IT・流通などの企業取材に携わった後、日本経済研究センター研究員を経て、『日経ビジネスオンライン』の立ち上げに参加。ネットマーケティング戦略の企画立案やシステム設計・コンテンツ開発等に従事。その後グロービスに入社し、マーケティングやネットビジネス領域のプログラムや教材開発、ビジネススクールや企業向け研修での講師を務めつつ、ケースメソッドによる経営教育の方法論の研究や指導にも携わる

山口義宏[ヤマグチヨシヒロ]
インサイトフォース代表取締役。ソニー子会社にて戦略コンサルティング事業の事業部長、リンクアンドモチベーションでブランドコンサルティングのデリバリー統括、デジタル・マーケティング・エージェンシーにてタブレットソリューション事業マネジャーを経て、2010年にインサイトフォースを設立。ブランド・マーケティング戦略の策定、商品・デザイン・CI・広告施策の支援、グローバル市場戦略・PDCAプロセスの定着支援を主業務とし、自動車・電機・通信・光学機器・エネルギー・化粧品・金融・製薬・飲料・食品・住宅・アパレル・小売・放送など、消費者向けの大手企業を対象とした戦略コンサルティングを行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かつどん

8
企業の中でブランド戦略とは、広報の一部といった狭いものでなく、全体の基軸になるものと考察されてます。企業の目的に対して生活者(顧客)にはどう伝わってるか。製品を買う前から買った後のフォローまで、すなわち顧客体験を主として企業を組み立てる。この視点が日本人は苦手だといいます。確かに。だが苦手なものを克服するのか、得意を伸ばすか。。もっとプラットフォームがメインの本かとタイトルをみて期待してました。ファミコン世代の私は真っ先に任天堂を思い浮かべる。ファミコン本体とカセットという愛着あるプラットフォーム事例。2016/11/30

Yasomi Mori

4
属人的アートとして語られがちなブランディングの活動を、サイエンスとして分析し再現可能にしようと試みる一冊。企業が一方的に価値を押し付ける時代は終わり、「生活者主語の知覚価値」の比重が高まったのが近年のトレンド。そのうえで、ブランドは生活者のコミュニケーションを可能とする媒介・プラットフォームであれ、というのが主張の骨格。ブランド戦略は経営戦略とマーケティング施策をつなぐ役割を果たし、事業部横断的な活動であるため、経営トップの積極的支援が不可欠だとする。具体的事例や、既存マーケ理論との関係が整理された良書。2018/06/30

okimam1

2
ブランドとは何か、サービス精神満載の語り口で、教えてくれる良い本だった。ブランドマーケティングを実践する方法論に触れ始めたあたりで着いていけず、とりあえず通読したので近いうちにまた読みたい2021/08/23

TAKAMI

2
ブランディング、ブランド戦略といった言葉について、ビジュアルイメージに限られた話ではなく、より大きな事業の構造の話としてわかりやすく捉え、説明している本。確かに4つのPという視点から様々な企業のブランドを見てみると、今までは見つけられなった気づきがありそう。また本書の特徴は、従来型のいわゆる日経大企業に本質的なブランド戦略の実装を行うための説明が多い点にある。これから企画・デザインの分野で仕事をしていく自分にとってはピンとこなかったが、一方でここの解説が丁寧ですごいと思った。2017/07/19

鈴木 栄一

2
コーポレートともプロダクトとも絞らずに、ブランディング構築を隣接するマーケティング戦略・コミュニケーション戦略・事業戦略との関係を明確にしながら、日本の大企業での実務の実態を踏まえて書かれた本。とここまで自分で書いていて鳥肌が立つくらい、この界隈を一冊にまとめることは偉業と言って良い。ブランド志向を目指す経営者の方にぜひとも読んでいただきたいです。目に見えないし、構築の経験がなかなか出来ないので、ブランドは理解されにくいと思うのですが、この本は本物です。2014/12/12

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