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内容説明
「がるるるる、あいつの魔力だ!魔神が来た!」旦那様が不在の朝、そう言って飛びだして行ったアーテちゃん。さらには、アーテちゃんと入れ替わるように、魔法使いタバランが町にやって来ました。目的は…私!?町に迷惑をかけようとする彼を止めるため、あえて囚われの身となった私ですが、そうして連れられていった先は―私の、そしてタバランの想像を絶する世界でした。大地に刻まれた巨大な傷。あたりは砂塵に包まれ、灰色に染まった青空には何体ものドラゴンが飛び交っています。そしてその中心には―。魔材、クライマックス。
著者等紹介
葵東[アオイアズマ]
東京都出身。第1回GA文庫大賞奨励賞受賞作である『魔法の材料ございます』シリーズで平成21年にデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
29
あとがきにあるとおり、題名から想像していたほんわり感とはかけはなれた展開となってしまっている。が、これはこれでよかった。キャラクターの個性づけや、重厚な世界観など、骨組みがしっかりとしたファンタジーだった。2016/02/28
風間樹
6
長期シリーズはマンネリとの戦い。11巻全て違う形で書き続け、大団円で完結させた作者に敬意を表します。☆☆☆☆★ 納得ではなく満足だ。サシャが幸せになってくれたのだから。2012/11/14
F.key
2
完結。あとがきにもあったけど見事なタイトル詐欺でした(笑)序盤で終わったと思ってた小者がしゃしゃり出てきた時はどうしようかと思ったけど(苦笑)まぁ最後はちゃんとまとまったのではないかと。個人的にはサシャがちゃんとヒロインで安心しました。2012/11/22
InfiniteLibri
2
完結。大団円として、収まる処へ収まったと言えるか。第三王子は強敵であったが、独善ではあったが悪党ではなかったのかもしれない。そして稀代の策士ではあった。二人にとっては、良い壁であっただろう。一方で、退場したものも多い。惜しいものもいれば、なるべくしてというものもいる。シリーズで御都合主義的なところも読んでいてスラスラとはいかず淀みも有りはしたが、概ね良かった。次作も期待する。2012/11/20
Hirapon
2
タイトル詐欺抱えて数年。もはや原型を全く留めていないながらも、GA文庫の一大シリーズとして大成したと思う。後書きを読む度にこの作家最後まで続けられるのか?と疑問に思ったものだけど無事大団円、おめでとう。さて、サフィーラの扱いが駆け足過ぎてちょっと残念だったけど、おおむね彼女の立ち居地は想像の範囲だったし、彼女の活躍を願った者としては良かったと思う。(続く)2012/11/16