内容説明
九死に一生を得たリンは、南米大陸へとたどり着く。彼女はヘリの爆破について政府の関与を疑い、元夫のマットに暗号メールで助けを求める。しかし、謎の組織はそのメールを傍受。リンが爆発を逃れて生きていることを知る。マットは同組織の執拗な追っ手を逃れ、南米へと向かうが…。ビルダーバーグ会議、エリア51、CERN(欧州原子核研究機構)など、実在の組織をベースに、壮大なスケールで描かれる超大作スリラー!
著者等紹介
ブラナン,J.T.[ブラナン,J.T.] [Brannan,J.T.]
英国の作家。元陸軍士官で、空手の国内チャンピオンに輝いた経歴を持つ。英国イングランド北部のノース・ヨークシャー州ハロギット在住。『神の起源』でデビュー
棚橋志行[タナハシシコウ]
翻訳家。東京外国語大学外国語学部英米語学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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siva
26
たぶん 2週間ちょっと前位に読み終わったはずなんだけども既に記憶がない。他の方の感想読んでやっと思い出した。つまりそのぐらいの内容と言うことか笑割とよく見かけるようなような設定。ラストがなんだかなあ。西洋本は聖書絡みから抜けられないことが多いな。B級ハリウッド映画を観る感覚で読めば楽しいかも。2016/02/20
さよちゃん
21
これは「驚きの結末」なのか、「よくあるパターン」なのか、微妙。上巻も下巻も、とにかくハイテクを屈指して追いかけてくる巨大組織から知恵を絞り必死で逃げる描写がメインだった気がします。ハイテクに立ち向かい、逃げ切ったのが、イブが妊娠してることを知ったアダムスの火事場の馬鹿力的怪力だというのが、なんだかんだ言ってもやっぱり「愛は勝つ」ってことでしょうか。映画を一本見たような読後感です。しかし。このあとのイブの苦労を思うと同情せずにいられまん。イブ、がんば!2014/02/25
JACK
19
△ なんとか生き延びた科学者のリンは、元夫のマットを頼る。彼はアメリカ先住民の血を引き、国境地域で密入国者を追跡する組織シャドウ・ウルブズに所属する特殊技能の持ち主。2人は米軍から必死に逃げ、真実を追い求める。後半は秘密結社として知られるビルダーバーグ会議、ロズウェルに墜落したUFOを研究しているとされる米国の重要施設エリア51、CERN(欧州原子核研究機構)などが登場。陰謀や都市伝説ネタが多い。氷の中から出てきた死体の扱いが軽くなり、最後のオチはかなり残念なものでした。途中までは面白かったのですが。2014/12/05
ノリピー大尉
18
南極の4万年前の地層から、現代人と変わらない男の死体が見つかった。発見者は謎の組織から執拗に命を狙われるが、都合のよい運のよさで世界規模の陰謀の正体に迫っていく。 ロズウェル墜落事件あり、エリア51あり、超古代文明あり、ビルダーバーグ会議ありとその系統のネタ満載。 タイトル「神の起源」の意味も納得。 結末が非常にガッカリ。2014/02/19
sayan
15
5月に『先史学者プラトン紀元前一万年―五千年の神話と考古学』を読んだばかりだったので、アトランティスへのリアリティは相当にあり楽しめた。とある感想にもあったけれど、結末を含め少し急ぎすぎた感が強い。隠蔽人類、亜人、ドラマで言うとSPECなど、進化した人間をモチーフにしたストーリーには哀しさがあり、それがリアリティを生む。本書はとにかくドタバタでビックワードを出すことで読み手に、勝手に想像を膨らまさせることを期待して、語られていないところを自己補正して読んでね、と、なんだか丸投げ感が強く残った。次作に期待。2018/07/23




