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内容説明
香織理の衣替えの手伝いをした千早へ、お礼にと差し出されたのは、かなり過激な黒い下着だった。「ふふっ…どうかしら、ち・は・や?」「いえ、これは…その、少々過激すぎるのではないかと思うのですが…」顔を朱くしながら必死に笑顔を保とうとする千早を眺めながら、香織理は楽しそうに微笑う。女子校生活に慣れてきた千早だが、自由奔放な香緒里にはなんだかんだと振り回されることもしばしば。そんな香緒里に「女子生徒と抱き合っていた」という理由で停学処分が下される話が持ち上がり―!?乙女の園で巻き起こる、恋と友情の物語第4弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
gayuu_fujina
2
ケイリルートは超展開だったせいか完全に忘却の彼方だったわ…その意味でもカットは賢明だったかと。ゲームではしつこいくらいに千早がジェンダー境界の崩壊を嘆いていたので、それが小説版で減ると千早が本当に女性人格にしか見えなくなる不思議。なので薫子とのいちゃこらやキスもソフト百合にしか見えない罠。2012/09/17
藤崎
2
ゲームプレイから2年ばかり経つが、普通に脳内再生余裕な自分にちょっと驚いてみたり。ともあれ、基本的にはゲームのままだが、再構築する都合か、改変追加されてる部分もあるけどちょこちょこ削られてるシーンが結構あるのは残念なところ。ベタ移植だと分量多すぎる上にゲームやればいいじゃんって話になるので仕方ないと言えば仕方ないんですけど・・・悩ましい。そして次でラストということですが・・・んー・・・順一の再登場が唐突になりそうとか、そもそも千歳さん出てきてなかったようなとか若干まとめるハードル高そうですが・・・さてはて2012/09/16
乾圭
1
ケイリの件は結構言われてたからねしょうがないね……。香織理の話が中心。その後、学園祭。とても繋がりが良くってこれまでで一番楽しめた。残るは薫子と千早の話。原作より煮詰まってるから、最終巻も楽しみ。この出来を見るに、やっぱりゲームは時間が足りなかったんだろうねぇ(足りなくされたのかもしれない)。2019/05/29
轟[GOH]
1
最初は女子校に女装して通うという設定のインパクトで読み始めてるのだけど、次第に主人公千早の歪な人格を癒していく心優しい物語になっていく所が凄く気に入ってる。そして周りからの影響を受けた千早がその影響を周りに返していく姿に感動する。でも、常に騙している(女装してる点)事を後悔し始める所もまた悲しく、そう思い始めてる千早の成長に感動する。心優しくなるお話です。オススメ。2013/04/07
Ency [L-N]
1
香織理さんの停学騒動と学院祭、4巻目でした。ゲームの方でフォロー仕切れてなかった部分を補足してるのが文庫版の利点かな、と。端折ってる所もあるけど。元ゲームのPC版やPSP版が発売されてもう大分経つんだよね。時が過ぎるのは早い。で、いつまで続くのかと思っていた所だったが、シナリオ的にも終盤差し迫って、作者のあとがきを見るにどうやら次で終わりか。話を追っていてなんとなくそうじゃないかという雰囲気があったけど、薫子さんルートで確定よね。誰ルートなのかあまり意識して追っかけて来たわけじゃないけど当然の帰結か。2012/09/29