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日本人の知らない環境問題―「地球にやさしい」では世界は救えない

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  • サイズ 新書判/ページ数 191p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784797369557
  • NDC分類 519
  • Cコード C0230

内容説明

日本人の多くは、環境問題とは「自然を守ること」だと考えている。しかし世界では、環境問題とは「開発のこと」というのが常識になっている。国際会議の場でも、おもに話し合われるのは、どう経済開発を進めて、貧困をなくしていくかという視点からの環境問題だ。環境問題を理解し、その解決策を探るためには、「環境」と「開発」の両方を知る必要がある。本書では、国連機関で働く日本人の立場から環境・開発の問題を読み解いていく。

目次

第1章 知らなかったでは済まされない環境問題(ピーターの話;貧困と環境 ほか)
第2章 世界が環境問題に取り組んだ四〇年の歩み(南北対立と環境問題;ストックホルムで環境問題が世界共通となった ほか)
第3章 緊急の環境問題、簡単にはできない国際合意(満場一致の原則;会議を混乱させる「刺客」 ほか)
第4章 アフリカから見た環境問題(ノーベル賞を受賞した「普通のおばさん」;誰にでもわかる言葉で環境問題を伝える ほか)
第5章 日本人と開発と環境(ケニアのマザー・テレサ;孤児院に預けてしまえばいい ほか)

著者等紹介

大賀敏子[オオガトシコ]
UNEP(国連環境計画)のナイロビ本部で働く、国際環境交渉の調整官(リエゾンオフィサー)。ケニア、ナイロビ在住。ナイロビ国連職員組合副委員長。1983年に一橋大学卒、環境庁(現環境省)に勤務後、UNEP環境計画官(ナイロビ)、JICA専門家・タンザニア政府環境政策アドバイザー、ESCAP環境管理専門家(バンコク)を経て1999年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

3
WWFの「生きている地球指数」(LPI)は1992年を100として、漸減して地球全体で90、熱帯で70と、生物多様性の破壊で絶滅危惧種が増えていることなどが影響しているようだ(UNEP43ページ)。日本は少子化だが、暗黒の未来があるのはやむを得ない。富士山噴火、直下型地震に福一原発、さらに他の原発のリスク。一方、途上国でもさらに人口が増え、資源不足の問題に加え、原発建設など、明らかに人類は自縄自縛に陥っていっている。こんなんでは、これからの世代は地獄でしかないのではないか。環境は健康的な人生のためにある。2012/12/22

numainu

2
評価C2014/03/07

roxy001960

1
違うタイトルをつけた方が良かったみたいですね…。2012/07/03

ぜり

1
環境問題ってよりは国際的な取り決めの決定方法と発展途上国(ケニア)の民の実情と環境問題?について述べた本。内容はともかく題名とちょっと離れた内容な感じでした。僕が題名つけるなら、環境問題の各国事情…国連及びケニアの現場から、とかそんなニュアンスの題名をつけたいです。2012/05/26

ま~やん

0
環境問題は貧困問題。たしかに、そのとおりだと考えさせられる一冊。2015/08/20

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