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東京レスタウロ 歴史を活かす建築再生

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  • サイズ 新書判/ページ数 247p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784797368758
  • NDC分類 523.136
  • Cコード C0252

内容説明

かつて、レトロブームが一世を風靡した頃、街には「造り物の古さ」があふれました。しかしその影で、「本物の歴史」を持った価値ある建物がいくつも消えていきました。「レスタウロ」とはイタリア語で、「歴史的な価値を損なわずに再生する」こと。東京には、レスタウロで蘇った建築空間の事例が多数あり、いずれも、「新旧対比」が不思議な魅力を醸し出す、癒しのスポットとなっています。本書では、数ある東京の“レスタウロ物件”の中から50を厳選し、オールカラーで紹介していきます。

目次

1章 大胆にコンバージョン(SCAI THE BATHHOUSE―老舗の銭湯が現代アートギャラリーに変身;2k540 AKI‐OKA ARTISAN―鉄道高架下を「ものづくりの街」として再生 ほか)
2章 身近な建物を蘇らせる(compound cafe―直階段のある雑居ビルをフレンチ風にレスタウロ;base cafe―キャバレーの控え室をオーガニックカフェに ほか)
3章 和の伝統を守り・活かす(なんてんcafe―建築事務所の1階を古民家カフェに改修;カヤバ珈琲―大正時代の町家が復活、再び町のシンボルに ほか)
4章 歴史的意匠を継承する(文房堂―ロマネスク風の典雅なファサードを保存;表参道ヒルズ同潤館―旧同潤会青山アパートの記憶を継承 ほか)
5章 テクノロジーで美を支える(自由学園明日館―F.L.ライトの遺産を半解体修理で動態保存;三菱一号館美術館(Caf´e 1894)―J.コンドル設計の煉瓦建築を復元 ほか)

著者等紹介

民岡順朗[タミオカジュンロウ]
1963年生まれ。早稲田大学理工学部建築学科を卒業。大手設計事務所で建築プロジェクトを経験後、都市計画・まちづくりに転向。1998年にイタリア渡航、文化財修復を修めラツィオ州よりディプロマ取得。ローマ、シエナを拠点にUNESCO世界遺産を含む修復を経験。現在、東京都市大学で客員准教授を務めるほか、横浜国立大学、星美学園短期大学などでイタリア文化に関する講義・講演実績多数。東京、横浜を拠点に、マンション、団地、戸建住宅を中心としたリノベーション事業を展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

saorin

2
旅のガイドブック、または旅先の世界遺産などでの軽い観光ツアーのような感じで、同じコンセプトのもと再生された建築物の様子を知ることができて楽しかった。私は建築関係の専門家ではないので、この視点での紹介で十分興味深いと思えたが、自分の専門性から、なぜこの地域にそれが求められたのかを知れればもっと楽しめたかもしれない。ちなみに旅先で建物の写真を撮ることが趣味なので、ここに書かれた建物群にカメラを持って訪れたくなった。2022/09/12

ponnnakano

0
カタログ的に多くの再生建築が載っている。これはこれで楽しいが、それぞれの内容が薄くて物足りない。もっと数を減らして一つ一つは深いものを希望。2014/04/16

たぬき

0
50年前 東京と地方の差は 大きかった その後 東京と地方の差は縮まり また 広がっている2012/08/29

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