内容説明
現代数学に大きな影響を与えたガロア理論とは?「僕」と四人の少女が、軽やかに解き明かす魅惑の数学物語。エヴァリスト・ガロアに捧ぐ。
目次
第1章 あなたのあいするあみだくじ
第2章 眠りの森の2次方程式
第3章 形を探る
第4章 あなたとくびきをともにして
第5章 角の3等分
第6章 天空を支えるもの
第7章 ラグランジュ・リゾルベントの秘密
第8章 塔を建てる
第9章 気持ちの形
第10章 ガロア理論
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
60
リベンジのつもりで挑んだけど途中で力尽きた。2017/03/16
takaC
58
これまでこのシリーズは極力数学部分も理解して納得してから先に進むように心がけていたがこの巻は手強く、ただ読んだだけで先に進んだ節が多かった。無念。2014/01/02
にくじゃが
37
このシリーズを読むたびに、数学のおもしろさがまっすぐに伝わってきます。数式を見て綺麗だと思えるような「理系」の数学の先生から、「文系」の私が借りた本。受験のために、勉強している今だから読みたいと思いました。モノクロに見えていた世界がカラフルに。とてもとても理解したとは言えないけれど、「思考」、「試行」の大切さはしっかりと伝わってきました。なぜ、進学するか。本質を見誤るな、私。いつか…いつかわたしも彼らと同じ景色を見ることができる日がくれば。2014/12/31
hnzwd
18
シリーズ第五弾。20歳までに現代数学にも大きな影響を与えるガロア理論を組み立てながら、運悪く日の目を見ることはなく、最後は決闘で亡くなってしまうという。。エピソードも含めて間違いなく数学界のヒーローの一人です。群、環、体で数学と数学を繋ぐ、っていう中々説明しにくい部分を理解度の違う登場人物を会話させることでなんとか表現しようとしてるのが良いですねー。2022/06/15
オザマチ
17
久々の数学ガール。今回はアルティンのガロア理論と並行で読んだので、ちょうど良くリンクして理解を深める事ができた。置換群をあみだくじで表現する話も凄く面白い。2018/05/20