内容説明
チームの機転により刑務所から脱出したカブリーヨは、敵に捕まった“オレゴン号”乗組員の救出に向かう。大型船の一室で監禁されていた“オレゴン号”乗組員は、バッグの中身が宝石だったと証言する。一方、行方不明の娘も一緒に監禁されていたことから、真の黒幕の存在に気づいたカブリーヨの前に、謎の宝石に秘められた巨大な陰謀の影が!海洋冒険小説の王者が放つ“オレゴン・ファイル”シリーズ第6弾。
著者等紹介
カッスラー,クライブ[カッスラー,クライブ][Cussler,Clive]
1965年から執筆活動をはじめ、1973年に架空の組織であるNUMA(国立海中海洋機関)に所属する特殊任務官ダーク・ピットのシリーズ第1作『海中密輸ルートを探れ』で作家デビュー。以後、同シリーズをはじめ、作品は世界的なベストセラーとなっている。印税をもとに実際にNUMAを設立し、多くの沈没船や行方不明船を発見している
伏見威蕃[フシミイワン]
翻訳家。早稲田大学商学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆーぼー
8
太古の発見が最先端技術のブレークスルーに繋がる発想は面白い。 量子の振る舞いは、我々が見て感じているのとは、まるで異なるので、小説の中では、この程度にとどめておくしかないだろう。 既にD-WAVEという量子コンピュータが商用化されているが、本格的なコンピュータが登場すると、これまでのセキュリティーは簡単に崩壊するという怖さを思い知らされた。 後半のアクションは迫力があるし、エピローグも洒落ていて面白かった。2017/03/25
Richard Thornburg
4
感想:★★★ さすがはカッスラー先生の作品で安定感があります。 本シリーズお約束の戦闘シーンは相変わらず派手にドンパチやるのかと思ったら、今回は幾分おとなしめの印象です。 量子コンピュータにハッキングされて青くなっているNSAも面白かったです。 しかし・・・ 今回の鍵となった秘密寺院と謎の宝石に関する薀蓄は何もなく、いったい何だったのかがいまいちよくわかりませんでした。 上巻冒頭の話とのつながりも希薄でした。 ちょっと残念で惜しい気がします。2014/07/05
yasu7777
3
★★★★☆ カブリーヨたちは最強のコンピュータに勝てるのか。それとも正義は最後に勝つ、なのか。2017/03/05
やぶやぶ
1
★42013/07/05
マイ
0
いやだ~! 私の中で一番恐怖を感じるパターン。コンピューターに支配される未来とか、ありそうで怖い。正直、今この世からコンピューターが無くなったら、人間は生きていけるのか?って思う。銀行とか膨大なデータを一つ一つ紙ベースで見直して、お金を下ろすのに、数日から数週間とか、給料は手渡し、いやそれが出来ればいいけど、それすらできない事も考えられる。量子コンピューターとか、どういう状態なのかさっぱりだけど、これは怖い。あと毎回思うけど、翻訳がな~いま一つなんだよね~。2015/12/31