内容説明
ある日突然、犯罪者の濡れ衣を着せられる冤罪。人生が狂い、被害者とその親族を不幸のどん底へと陥れる国家権力の暴走は、なぜこうも続くのか。そこには、司法に巣食う病巣ともいえる“でっちあげのカラクリ”が存在する。事件記者として40年以上現場を追ってきた著者が、この国の司法が危機的状況に至った原因を検証し、冤罪事件の具体的な防止策を示す。冤罪被害者たちの肉声も収録。
目次
序章 証拠改ざんという“前科”
第1章 検察の焦りとおごり
第2章 徹底検証4つの冤罪
第3章 明日はわが身―ある日突然、犯罪者に
第4章 悲劇を繰り返さないために
終章 放置し続ける恐怖