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内容説明
月光の下、どこまでも続くラベンダー畑。白いワンピース姿の幼い少女。その少女を抱きしめたとき、僕はようやく世界と噛み合った―。桐咲キセキ。やっと出会えた翠色の瞳の美少女。彼女は今、僕の前にチェーンソーを持って佇んでいる。桐咲一族の次の当主を決めるための、不可解かつ複紙怪奇な闘い―メデュース―に勝ち残り、アルカナムの秘密を知るために。病院に幽閉された母の病いの原因を知るために。そして僕―遊撃部長K―は、メデュースにおけるキセキのパートナーになることを選択した。謎に満ちた世界をひもとけ!“非”世界ファンタジー遂に開幕。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
彩雲
6
『戯言』シリーズや『事件』シリーズを連想する読み味でした。《遊撃部長》等の理解しがたい謎の概念や、提示される情報の微妙な不足感からくる作品世界の足元の不確かさ。感情豊かでありながら感情移入を阻害する淡々として僅かに何か踏み外している印象を受ける描写など。私は、キャラクターに感情移入出来なかった為「面白かった!」まではなりませんでしたが、頭脳戦などギミックが楽しめた作品でした。2010/12/28
吉兆
5
確かなものがなにも見えない違和感に支配されている作品。なんかすげえな。2010/09/14
ぶれんだ
4
「封仙娘娘」面白かったから、作家買い。前半は今までと全く違うテイストの作品かと思いながら読んでたら、後半から、ろくごまるにっぽくなっていった。個性あふれすぎな魅力あるキャラクター達、すばらしい。はよ次巻。2010/10/06
田楽
3
桐咲一族の後継者争いと悪魔な内容。序盤はペースが掴めなくて苦戦したけど、中盤のグダグダ殺人未遂事件あたりからスラスラ進みました。伏線が多すぎるので次巻を読まないと評価しづらい気がします。「食前絶後!!」を思い出したのは私だけでしょうか。こんな感じの作品の方がろくごさんの本来の書き方なのかな…。いずれにせよ次巻が早めに発刊される事を祈るばかりです。2011/06/03
張 五飛
3
最初は話の展開がよくわからなかったけど、読み進めていくうちに「あ、こういう作品なのか。」となんとなく理解して読めました。1巻から謎の設定や各キャラの秘密などの伏線が張られているので次巻以降の展開が楽しみです。2010/12/22
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