内容説明
衣服を身につけることから人類の文明が始まったように、せんいは身近な素材で、かつ工夫が生かされ、生活に欠かせないどころか、最先端技術を支える素材であるというのですから驚きます。本書は、人気の天然せんいの特徴から合成せんいの知られざる応用法まで、せんいワールドのふしぎなエピソードやたくさんの製品例を紹介します。
目次
第1章 “せんい”ってなんだろう?
第2章 せんいの匠の技
第3章 自然界にあるせんいと科学がつくりだしたせんい
第4章 せんいと色彩
第5章 せんいは働きもの
第6章 せんいは快適
第7章 せんいと未来の生活
著者等紹介
山崎義一[ヤマサキヨシカズ]
1944年、西宮市生まれ。静岡大学・文理学部を卒業後、日本化学繊維協会にて化学せんいの教育・啓発活動に従事。現在、山崎技術士事務所所長、京都工芸繊維大学繊維科学センターおよび信州大学繊維学部・特任教授などを兼務
佐藤哲也[サトウテツヤ]
1958年、京都市生まれ。現在、京都工芸繊維大学大学院デザイン経営工学専攻教授。また、京都工芸繊維大学繊維科学センター繊維デザイン戦略室室長、タイ王国チュラロンコン大学理学部客員教授を兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふろんた2.0
5
★★★★2018/06/25
おりぜる@論文終わるまで読書可能時間激減
2
2011年初版発行。 身の周りのモノは、だいたい金属、木材、紙、合成樹脂、ガラス、そして繊維でできている。ということで、繊維の世界を知ろうと、ネットで中古本を購入。ようやく読了できました。 ▼章立ては、繊維とは、日本の伝統的な織物、天然繊維と人工繊維、繊維と色彩、繊維の工学的応用例、衣類と繊維、繊維開発の最先端。巻末に索引あり。 図や写真がカラーでたくさん載っているので、理解の助けになる。 ▼科学というタイトルの割には、応用製品の紹介などが多く、繊維関連のことがらを幅広くまとめた感じ。2017/10/18