内容説明
囚人として町民から孤立するなか、独りゲイジはシメインを守り、徐々に穏やかな日々が戻ってきた。囚人でありながらも、彼女はゲイジへの熱い想いを止められず、彼もまた過酷な運命を乗り越えようとするシメインに身も心も激しく奪われていく。が、護送船のときから迫害してきた残忍な水夫と女囚が執拗につきまとい、シメインの周囲に魔手を延ばしていた。その背後にいる、彼女の命を狙う者の正体は?そしてゲイジの妻の殺人の真相とは?複雑な謎と愛情が絡みあう波乱のヒストリカル。
著者等紹介
ウッディウィス,キャスリーン・E.[ウッディウィス,キャスリーンE.][Woodiwiss,Kathleen E.]
1939年、ルイジアナ州生まれ。「ヒストリカル・ロマンスのファースト・レディ」と称される。1972年に『炎と花』を発表して以来、35年間で長編13作を上梓。全作品が“ニューヨーク・タイムズ”のベストセラー・リストに選ばれ、アメリカだけでも3600万部超のセールスを誇る。2007年没
橘明美[タチバナアケミ]
英語・フランス語翻訳家。お茶の水女子大学文教育学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZU@ 《フィフティシェイズ・フォーエバー》
16
二人の親族が続々登場。問題、敵、いろいろあったけど、統べてきれいに解決。上下巻ともとっても良かった。また好きな作家さんが一人増えたけど、ご本人はもう亡くなられてるのね(ToT) これ以上作品が増える事がなくて、残念。せめて読破したいけど、古い作品は中古でも結構いい値段ついてる(@_@) タイミングが合ったら、未読作品も是非とも読みたい!!2021/01/14
ぽこ
13
自分の思い通りにするために、他人を虐げる行為って醜いですね。悪意や嫉妬や偏見などという自分たちに向けられたあらゆる害悪を、ものともせずに乗り越えていくヒーローとヒロインの絆の深さに感動しました。2015/03/18
みータン
6
中盤、二人の心の葛藤が長くて中だるみを感じたけど、中盤以降は一気でした。結婚を決めてからのふたりは常にベタベタ~♪中睦まじいラブラブっ振り(笑)元妻の存在が登場しすぎ^^;あの船、死人が出すぎて呪われないか^^;と、いっぱい突っ込めるけど細かな伏線も効いてて面白かったです。遥か遠い植民地(アメリカ)に侯爵、伯爵、淑女と集いすぎ~^m^; でも久々面白かったよ ★42012/09/30
ライム
6
お、若き日のルアーク君だ!ちゃんとガーランドと双子のように似ているという話も出てる。 書いた時の作者の年齢のせいか?大きなハラハラドキドキのない、綺麗に順序立てられたストーリィでした。2011/04/25
kokorika
5
やはりウッディウィスはよいです。モーリスにも幸せになってほしい。2010/09/15