内容説明
輝くような美貌をもつ、大商人の娘シャナは父親から難題を突きつけられていた。２１歳までに相手を見つけなければ、父親が決めた男性と結婚するようにと。一計を案じたシャナは死刑囚のルアークに偽装結婚を持ちかけ、彼はシャナと一夜を共にすることを条件に承諾した。が、挙式の後、彼は思いをとげることなく監獄へと連れ戻されてしまう。「未亡人」となったシャナは、父親が領主であるカリブ海の島へと戻る。そこにシャナの父親の奴隷となったルアークが！ヒストリカルの女王が贈る不朽の名作ロマンス。
著者等紹介
ウッディウィス，キャスリーン・Ｅ．［ウッディウィス，キャスリーンＥ．］［Ｗｏｏｄｉｗｉｓｓ，Ｋａｔｈｌｅｅｎ Ｅ．］
１９３９年、ルイジアナ州生まれ。「ヒストリカル・ロマンスのファースト・レディ」と称される。１９７２年に『炎と花』を発表して以来、３５年間で長編１３作を上梓。全作品が“ニューヨーク・タイムズ”のベストセラー・リストに選ばれ、アメリカだけでも３６００万部超のセールスを誇る。２００７年没
沢万里子［サワマリコ］
英米文学翻訳家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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ＫＡＺＵ@ 《フィフティシェイズ・フォーエバー》
21
本のタイトルがヒロインの名前。どんな女性かと思ったら、今までのキャスリーン作品のヒロインとは違って、自分勝手なヒロイン。好きになれない。自分の都合のいいようにヒーローを利用してる。下巻で立場が逆転するのか、二人の関係がどんな風になって行くのか楽しみ(^_-)2020/11/28
イヴ＠乗馬に夢中
18
内容濃いっ。氷の女王シャナ、絞首刑のルアークに会いにいきある契約を提案する。。戦略家、ヒステリックのシャナ。鞭でルアークをぶっていたし、、裏切りまくるし、すごいわ。上巻の前半はルアークの悲劇、シャナとの再会、ルアークのシャナへの執着がメイン。 後半はルアークの仕事っぷり、二人の夢の妄想、激しい愛のぶつかり、そしてシャナが取った行動がまたとんでもないわ。ルアークをだまし島から追い出そうとして、そして自ら悲劇を味わうことになる。ルアークの悲劇がシャナへの悲劇になる展開、キャサリーンはすごいわ。下巻へ。 2018/10/18
ぽこ
7
ヒロインはなんでも自分の思い通りにしなければ気が済まない我儘娘。結婚相手に数日後には絞首刑にされる死刑囚を選ぶのは傲慢で罪深い行為ですが、しっかりと報いを受けてます。ツンケンしてるくせにデレる二人がとっても魅力的でした。2015/04/06
たまきら
6
1974年出版のロマンス小説。傲慢な富豪の一人娘が、横暴な父親の強制的な結婚からのがれるために、死刑囚と結婚するところから話が始まります。荒唐無稽さ、ヒロインの傲慢さが良くも悪くも目立ちます。西洋のロマンス小説の変遷を感じられてなかなか面白いです。上巻は緊迫した場面で終わります。2014/09/24
hotmilk
4
最初の滑り出しは良かったけど段々シャナのプライドが高く自己中心的な態度にイライラ。何度読むのをやめようと思ったことか・・・。始めから読まなければ良かったとも思ったが、下巻の後半からは読むのが止まらなくなった。シャナの成長とルアークの辛抱強さ、男らしさが見どころ。我慢して最後まで読んで良かった。読後はとってもハッピーな気分でした＾＾ ★３2013/10/20
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