内容説明
冬になると姿をみせる、黄色い瞳の狼。あたしは彼にずっと恋している。この夏、地元の高校生が狼に襲われた。しかも、死体は消えたらしい。小さな町はその噂でもちきり。そのさなか、血まみれの男が裏庭にあらわれた―幼い頃、狼に襲われたグレース。助けてくれた“黄色い瞳”の狼が忘れられない。だが、彼はふつうの狼ではなかった―世界32カ国で出版の話題作。
著者等紹介
スティーフベーター,マギー[スティーフベーター,マギー][Stiefvater,Maggie]
作家。2008年に“Lament”でデビュー。『シヴァ狼の恋人』は、世界32カ国で出版が決まるなど、詩的で叙情性ゆたかな作風で多くの読者に支持された。アーティストとして絵画制作や音楽活動も手がけ、そのマルチな才能が注目されている。現在は、ヴァージニア州の郊外に夫と二人の子供と暮らす
橋本恵[ハシモトメグミ]
翻訳家。東京生まれ。東京大学教養学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
星落秋風五丈原
28
実はこんな名称があることすら知らなかった。もちろん映画『トワイライト』3部作は知っている。あれ、もしかして『ドラキュラ』もそう?いや、あれは魔力で虜にするから違うのか。超常現象要素を含んだ恋愛小説の総称らしい。そして本作もそのジャンルである。上下巻並べるように表紙がデザインされている。上巻は人間の顔が、下巻は狼の顔が色濃く出るようになっていて、話を読むと絶対にこの順番でなければならない。2021/04/09
ゆう
24
図書館本。幼い頃に狼に襲われたグレース。その時に襲うことなく自分を見つめていた黄色い瞳の狼に恋をした。17歳になったグレースが出会った青年サムがその時の狼で、まさかの人間と狼の恋。一体どうなってくのか想像がつかない。サムは人間として生きていくの、狼として生きていくのか、二人の想いの行方が気になる!そしてなんだかミステリーな要素を残して下巻へ。2016/06/29
アン
19
子供のころに狼に襲われ噛まれた経験から狼に興味を持つグレース。 その時自分を襲わなかったのが黄色い瞳の狼のサム。惹かれ合った二人が出会って・・・狼と人間、この先どうなるの?そしてまた人間が狼に襲われる事件が起こりその時死んだはずのジャックが現れてと気になることが沢山でてきたところで下巻へ。 2015/07/23
カナリア
12
人間の女の子と異種族の恋愛ってところや女の子が静かで友達少ないのもトワイライトとそっくり!でも、文章が簡単なので、すぐ読めて楽しめる!下巻が楽しみ2017/07/30
amdd
8
ハロウィン近いから何かモンスターもの読みたい!しかもこってこてのラブストーリーを!女は障害がある恋が好きですよね。ちょっとモンスターに襲われてみたいっていう欲望がありますよね。吸血鬼に血を吸われてみたい、狼男に噛まれてみたい・・・え?私だけですか?(笑)私にも狼に変身するイケメンをください!(下巻へ続く)2011/10/24
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