内容説明
やくざの父を持ち、母親からもうとまれた青春時代、自らも自殺の淵に立ち、千日回峰行により見性を得た老師が説く―心の弱ってしまったあなた、そして、家族や友が心配なあなたに贈る珠玉の説教、熱き魂のメッセージがここにある。
目次
第1章 なぜ私が、自らの命を絶とうと思ったのか
第2章 人はなぜ落ち込み、なぜ死にたいと思うのか
第3章 私を千日回峰行に導いた因縁と悟り
第4章 私はなぜ、自分を葬りたいと思ったのか
第5章 僧侶の仕事は、生きた人を導くこと
第6章 認証欲を捨てて自らを照らす灯明となれ
第7章 魔が差すのを止める“お節介”という手立て
エピローグ ほら、さっきよりも、息が楽になってきた
著者等紹介
釈正輪[シャクショウリン]
1959年、愛知県一宮市出身。正眼短期大学宗教学部禅学科卒業、佛教大学文学部仏教学科中退。禅、真言・天台の各宗を研鑽した。中部の霊峰高賀山において、「千日回峰行」を満行し、密教の荒行「入水往生」や山岳回峰行「六社巡り」を復興。さらに、独自の宗教観により、メッカ巡礼、世界宗教聖地巡礼を行い、さらにマザー・テレサの信仰実践とダライ・ラマ14世の宗教的覚醒に触れる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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