内容説明
とびきりの美男子だが、無愛想なサイモン。公爵家の末娘アナベルは彼に反発をおぼえるが、時折見せる孤独な姿に知らずにひかれていく。祝宴の夜、彼女はサイモンとキスをした現場を目撃され、名誉を守るために彼と結婚することに。が、結婚後も彼は冷たい態度を崩さない。サイモンの心を開かせようと懸命になるうち、やがてアナベルは彼のつらい秘密を知る…『理想の花嫁』の人気作家が贈る「マクブライド・トリロジー」第1弾。
著者等紹介
ジェイムズ,サマンサ[ジェイムズ,サマンサ][James,Samantha]
アメリカ、イリノイ州生まれ。結婚後、三人の娘に恵まれたのち、執筆を開始。ヒストリカルを中心に二十作以上のロマンス小説を刊行、数々の賞にノミネートされてベストセラー作家となる
藤沢ゆき[フジサワユキ]
翻訳家。早稲田大学第二文学部卒業後、オハイオ州立大大学院で教育学を学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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rokoroko
7
再読。老眼のためかこんなに字が大きいと読みやすいわ~と手に取った次第。過去に傷ついたヒーローと明るく前向きなヒロイン。しかしスコットランドってそんなに予測不能なほど、天候急変するのかしらん。多分シリーズ一作目。だれか続編の書名教えて下さらないかしらん2014/10/15
すっちゃん
6
⭐️⭐️⭐️ 愛する妻子を失い心を閉ざしたヒーローの心をとかしていくヒロイン。なんだけど、ヒーローが中々頑なで、身体は反応するのに、心を開かないので、少々イライラ。前妻のお墓での、ヒロインの告白は良かったかな。2018/01/18
びわ
6
ヒーローの辛い過去はわかるけど、殻に閉じ籠りすぎ…。ヒロインが明るく寛大じゃなかったらどうなっていたことか。最後の最後まで心を開けないヒーローにイライラ。もう少し反省させても良かったんじゃないかなあ。2013/02/25
akiyuki_1717
2
サラリと読めました。前向きなヒロインに好感を持てたけど、ヒーローが暗すぎるし、亡くした家族への罪悪感は理解できるけど、ヒロインに騙されたわけでもないし、自分の身から出た錆で結婚に至ったわけで、自分が辛くてもヒロインに当り散らすのはお門違い。事故のこともヒロイン兄が知らせようかと言ったのに、自分で説明すると約束しながらズルズルだし、それを知らないヒロインがとる善意の行動をとがめ続けるし。思いやりに欠けてるのに、ヒロインの愛情だけは搾取するずるいヒーローでした。山場が少なく、もっと短くても良かった気がする。2017/02/19
チョビ
2
ヒロインは好感が持てたのだけれど、ヒーローが過去をひきずり過ぎてて少しいらいらした。辛い過去はわかるし前向きなヒロインとの対比なんだろうけど、あの態度はないよなぁ~そのわりにラストはあっけない感じ2010/12/23