内容説明
ノルウェーやスウェーデンなどスカンディナヴィア半島の国々とアイスランド、デンマーク、そしてドイツに広がっていた古代ゲルマン人に伝わる、世界の創造から滅亡までを謳う神々と英雄の物語、北欧神話を紹介する。失われつつあるフィンランドの神話と伝承を蒐集したエリアス・リョンロット博士による民族叙事詩『カレワラ』についても併せて解説。実力派絵師による美麗イラスト60点を掲載。
目次
第1章 エッダ―北欧神話の神々と世界観(巫女の予言;ギュルヴィ王と三人の神々 ほか)
第2章 ラグナレク―世界の終末と再生(ロキ;アース神族の破約 ほか)
第3章 サガ―人間の英雄たちの物語(シグムンドと魔剣グラム;フンディング殺しのヘルギ ほか)
第4章 カレワラ―フィンランドの神話・伝説(ウッコ;イルマタル ほか)
著者等紹介
森瀬繚[モリセリョウ]
早稲田大学第一文学部卒業。企画・制作プロダクション「クロノスケープ」代表として、ゲーム企画や設計、書籍・雑誌の編集・執筆など手広く活動
静川龍宗[シズカワタッソウ]
熊本県八代市出身。東京都内のゲーム会社勤務を経て2006年よりクロノスケープ所属。企画・ライティングを稼業とする。アニメやゲーム関係のムック、ゲーム攻略本などを執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絳楸蘭
20
それぞれの人物(神)像はわかったけど、もう少し物語ぽいものを期待していたので物足りない部分があった。それでも、知っている名前にテンションが上がったりはした。北欧神話もっと知りたくなった。2014/10/04
ふじ
17
読んだのは単行本だけど、文庫があるなら手元にあってもいいかも。北欧神話物語の副読本として重宝しました。2021/08/07
Maxshingo8
5
北欧神話をさらに知りたくて手に取った。北欧神話独特のラグナロクという終末観、ダイナミックな神々と巨狼、大蛇など知るほどに興味が湧く。オーディン、トール、ヴァルキューレと馴染みのある単語から、ギンヌンガカプ、フリズスキャールヴ、グルファクシなど、全く頭に入りそうに無い単語まで盛りだくさん。知っている部分を足がかりに知識を繋いで行こうと思う。一番気に入った単語は雷神トールの槌、ミョルニル。投げると必ず相手の頭をかち割る槌。ミョルニル。能力の割に可愛らしい名前で気に入った。ミョルニル。2018/07/04
蒼
5
中々この手の文庫本で北欧神話について書かれている本がないのでありがたいです。しかもカレワラについても載っていて北欧の神話について更に詳しく知る事が出来た。2013/03/03
barcarola
4
ファンタジー系のRPGって、いろいろな神話世界がごちゃまぜになっていることが多く、「これ、オリジナルは何だっけ?」となることがしばしば。そんなわけでこの類の本を手元に置いておくと助かるのである。2021/09/18